食と健康

すまぴーの健康レシピ

郷土食で里帰り ~地元ならではの食べ方に故郷を想う~

 夏休み、お盆、帰省、昨年まで当たり前だった日常が、今年は様変わりしています。夏の風物詩である花火大会も、中止が多いと聞きます。少し寂しい気もしますが、元気で再会&再開する日を楽しみに過ごしましょう。

 今月は、郷土食を取り上げます。

 私が生まれ育った山梨では、葡萄を種ごと食べる習慣があります(※噛んで種を出す人ももちろんいますが)。
皮からちゅっと実を吸って、噛まずに飲み込んで食べるため、種を出さないのです。噛むと酸味や苦味が気になるけれど、噛まないことで皮と実の間にある甘い果汁ごと頂くので、こうしたほうが、美味しいのだそうです。
「のだそうです」と書いたのは、じつは私、この食べ方があまり上手くできません。山梨県人として失格?!と、幼い頃はちょっぴり悩んだこともありました。

 また、最近知りましたが、桃にも山梨ならではの食べ方があります。
 柔らかく熟れる前の固い桃を、皮ごと(もちろん種は取って)食べるのです。皮の表面のうぶ毛は、晒などで優しく洗い落とします。実際にやってみましたが、皮の食感は気にならず、むしろ捨てるところなく桃を頂く感じで、なかなか美味しいと思いました。
 ただ私自身は、皮が手でつるんっとむけるくらいに熟れた桃を、よく冷やし、果汁をぽたぽた垂らしながら食べるのが、一番好きです。

 叔父が農学博士だったので、実家にはしばしば、試験農園で収穫した葡萄と桃がコンテナいっぱいに届きました。東京でひとり暮らしを始めた時、スーパーで葡萄や桃を買おうとして、あまりに高額で、「とても自分じゃ買えない」と思ったものです。
 大学2年の夏だったでしょうか、帰省したら実家に、たくさんの桃、しかも好みの熟れ加減。さっそく幾つも冷やして、心ゆくまで堪能しました。翌日、いままで経験したことのない痒みと発疹が出て、病院に行ったところ・・・なんと桃の食べ過ぎによる蕁麻疹でした。「どんなに好きでも食べ過ぎはダメね」と家族に笑われた、懐かしい思い出です。

 皆さまの故郷にも、郷土食や特産品がありますよね。そして、地元ならではの食べ方があるのではないでしょうか。好みはいろいろあるけれど、こんなときこそ、故郷ならではの食べ物や食べ方を楽しみ、故郷に想いをはせるのもいいかもしれません。

今月のレシピ:山梨の郷土食として有名な「ほうとう」、フルーツの産地として有名な山梨。そんな故郷への想いを込めてカレーを作ってみました。ちょっぴり甘くてスパイシー、暑い夏にぴったりです。

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