食と健康

すまぴーの健康レシピ

内食と食事摂取基準

 コロナ禍のなかで、内食(家で調理して食べる)する方が増えているようです。最初のうちはレトルトや加工品の利用が多かったものの、いまは素材を買ってきて自分で調理する方が多くなってきました。

 料理メディア運営会社が実施したアンケートによると、「コロナ禍拡大前と比べて自分のつくる料理で重視するようになったこと」の第1位は栄養バランス、第2位は免疫力アップだったそうです。
 自ら積極的に、栄養バランスや免疫力アップを意識した料理を作って食べる習慣が、新しい日常のなかでどんどん広まるといいですね。
 
 そのための指針となる「日本人の食事摂取基準」は今年、5年ごとの改定という節目を迎えました。日本人の食事摂取基準2020の主な改定点はこちら
※一部わかりやすい表現になおしています
高齢者のフレイル予防:65歳以上の方が目標とすべきタンパク質摂取量をアップ
生活習慣病予防を若いうちから
 ★小児が摂るべき飽和脂肪酸とカリウムの量を新たに設定
 ★成人の食塩摂取量を0.5g/日引き下げ、高血圧と慢性腎臓病の重症化予防のために6g/日未満を新たに設定
 ★脂質異常症の重症化予防のためコレステロールの摂取量200㎎/日未満を新たに設定
●きめ細かな栄養施策を行えるよう50歳以上についてより細かな年齢区分で基準を設定

 ここでは、高齢者のフレイル予防をとりあげましょう。
 フレイルには、世界的に統一された概念はありません。食事摂取基準は、「健常状態と要介護状態の中間的な段階」と位置づけています。厚生労働省パンフレット「食べて元気にフレイル予防」には「年をとって体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態」と書かれています。
 早めに気づいて適切に対処すれば、もとの健康な状態に戻ることができます。食事の面では、タンパク質をしっかり摂るよう心掛けることが大切です。なぜなら、年をとると食べたものが筋肉になる速度が遅くなるからです。
 タンパク質摂取量が落ちる→筋肉が減る→活動量が減る→社会活動が減る→心身ともに衰える=フレイル、を予防するために、食事は、とても重要なのです。
 
 ますます高齢化が進む我が国で、ひとりでも多くの方が活き活きと<健康長寿>であるように。私たち専門家は最新の食事摂取基準をもとに、これからも皆さんをサポートしていきます。

今月のレシピ:缶詰は、長期保存がきくタンパク源として最適。大豆の水煮と鯖の水煮で植物性・動物性タンパク質どちらも摂取できるだけでなく、食物繊維やカルシウムも摂れます。なめらかな食感でアレンジも自在なので、老若男女問わず楽しんでいただけることでしょう。

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