食と健康

すまぴーの健康レシピ

上手に魚を食べましょう ~減塩魚食のすすめ~

 日本人が現在のように魚を食べるようになったのは、戦後からだそうです。明治時代末期の魚介類の消費量は、3.7㎏(1人あたり・年)だったとか。
 現在の消費量(1人あたり・年)は、2001年度の40.2㎏をピークに減少傾向にあるものの、2016年度は24.6㎏※1でした。明治時代より、7倍近く摂取していることになります。

 消費の内訳をみると、加工用の魚介類(干物、燻製、缶詰など)が、全体の65%(2016年度)※1を占めています。
 この背景には、消費者の正直な気持ちが隠れているようです。日本政策金融公庫が行った調査※2によると、「もっと魚介類の摂取量を増やしたい」人が40.7%と肉類を大きく上回るいっぽうで、調理については「できるだけ簡単にしたい」という意見が、最も多かったそうです。
 魚介類は食べたいけれど、できるだけ調理は簡単に→加工用の魚介類が多く消費される、ということのようですね。

 魚介類を摂取することの健康効果には、様々な研究報告があります。良質の脂質・タンパク質による血栓形成抑制効果、血中のEPA濃度が高い人ほど抑うつ状態になりにくい可能性があること、などです。
 ただ、塩分の摂りすぎには注意が必要でしょう。とくに加工品を多く摂取する際には、気をつけたいものです。世界30か国52地域で食塩摂取量(1人あたりのg/日)を測ったところ、日本・韓国・中国北部が最も多かったという報告もあります。冬の食糧不足に備えるために、野菜でも魚でもなんでも塩漬けにするという、この地域ならではの習慣が生んだ結果でしょうか。

 2011年に国際連合が発表した、「生活習慣病対策のために世界全体がとるべき5つのアクション」のなかで、減塩は禁煙に次いで2番目の項目になっています。
「魚介類をたくさん食べよう」と心がけるのは、素晴らしいことです。その際に、塩分を減らす手間と気配りを忘れずに。しょう油かけずに手間かけて♪と、いきましょう!

参考資料
※1:農林水産省 食料需給表
※2:日本政策金融公庫「平成28年度上半期消費者動向調査」

今月のレシピ:本来なら揚げて作るところを揚げ焼きなので“さつま焼き”と命名しました。しっかり冷ましてから切るのがコツ。緑・黄・赤・黒・茶の5色揃っていろどりのよい一品、大葉と大根おろしを添えてさっぱりと頂いてください。

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