食と健康

すまぴーの健康レシピ

災害時の食を考える

 今年も台風は各地に様々な被害をもたらしました。被災された方々に御見舞を申し上げるとともに、一日も早く日常が戻ってくるようお祈りしています。

 台風前には、各地のスーパーやドラッグストアにパンや水を買いだめする方が押し寄せ、棚が空っぽになりました。常日頃からの、災害備蓄の必要性をあらためて感じます。

 せっかく備蓄食を用意していても、いざという時に賞味期限切れでは、死活問題になりかねません。これを防ぐために、備蓄食を定期的に消費して、手元にいつも最新のものがあるようにする「ローリングストック」という考え方が、広まっています。
 これを受けて企業側は、サブスクリプション(定額制)で、カップ麺などの備蓄食を定期配送する取り組みをはじめました。昨年8月に我が国で製造・販売が解禁された液体ミルクや、災害時に不足しがちな野菜をスープにした商品にも、この取り組みがあります。液体ミルクは、常温で保存できるうえお湯で溶かさなくてもよいため、水が手に入りにくい災害時に便利です。

 また、美味しさやパッケージにこだわったユニークな備蓄食が、たくさん登場しています。
 ある企業は、市場調査で得た「美味しくない」「パッケージが地味」「(日頃食べたいと思わないので)保存場所を忘れてしまう、賞味期限が切れてしまう」といった意見をもとに、おしゃれな備蓄食のシリーズを開発したそうです。
 皆さんもよくご存知のポテトスナックシリーズからも、備蓄食をヒントにしたユニークな商品が。東日本大震災直後、わたしは、栄養士会の講習で「ポテトスナックを容器の中で砕き、そこにお湯または水を入れて作るポテトサラダ」を学びました。それがなんと商品化され、今年10月に発売になるそうです!

 このように備蓄食は日々進化しています。一方で、気象変動を抑え、大きな災害が起きないようにすることは、人類いや地球にとって急務と、誰もが感じているのではないでしょうか。
 わたしが尊敬している先輩(80代)が、こんなことをおっしゃっていました。「台風は自然の摂理で動いているのだから、我々はジタバタせず、自然の摂理を静かに受け止めるべきだよ」と。備えあれば憂いなし、日頃からいざという時に備えるとともに、地球環境のために何ができるか考え行動することが、大切なのかもしれません。

今月のレシピ:非常食の代表・カンパンを、日常の食事で楽しむためのレシピです。トッピングする食材もできるだけ長期保存可能で非常食になりうるものからチョイスしてみました。ご自分でもぜひ、いろいろなトッピングを工夫してみてください。

ログイン ID・パスワードを忘れた方