食と健康

すまぴーの健康レシピ

食品の三次機能

 食品には、一次機能(栄養)、二次機能(おいしさ)、三次機能(生体調節機能)があります。栄養とおいしさに重点がおかれてきましたが、最近、3つ目の生体調節機能が様々な疾病の予防に活用できるのではないかと、注目を集めています。
 
 ヒトの身体には、健康を維持する様々な機能が備わっています。それらが狂うことで疾病が起こってきます。そこで、生体調節を司る成分を食品から摂取することで、機能を調節し、正常化をバックアップしようというわけです。
 6つの分野(循環器系、神経系、細胞分化、免疫・生体防御、内分泌、外分泌)があり、全てが連動しているので、各分野に効く成分を、いろんな食品から摂るのがおすすめです。

 例えば、生体調節機能を持つ成分の代表格「ポリフェノール」。複数の水酸基をもつ化合物の総称で、この世に数千もの種類が存在しています。強い抗酸化作用を持ち、それをベースに様々な角度から、健康をバックアップしてくれます。
 加工用トマトの果皮から発見されたナリンゲニンカルコンは、花粉症などアレルギーに効果があるといわれていますし、黒豆やブルーベリーの色素成分アントシアニンは、視力回復の他、内臓脂肪の蓄積を抑え、メタボリックシンドローム予防に効果があるという報告があります。
 
 摂取の際には、水溶性・脂溶性、加熱に強い・弱いなど、物性を把握して、効率よく摂ることが大切なポイントです。また、食べ合わせも重要です。肉や魚に多く含まれる亜鉛は、細胞分化に関わり成長や免疫力維持に寄与する栄養素ですが、ワインや紅茶に含まれる成分を活性化して、酸化ストレスから私たちの身体を守る働きがあることが、最近の研究でわかっています。
 
 生体調節を司る成分は、色、渋味、苦味、辛味などです。これらは本来、生物が子孫を守るために備わっているものです。食品の生体調節機能=子孫を守る機能、つまり生物として生き延びるためのかけがえのない成分なので、どんな食品にも少なからず含まれています。
 自らの命を守る成分で私たちの健康をバックアップしてくれるなんて、ありがたいことですね。大切にいただきましょう。


今月のレシピ:ブラジル料理のフェジョアーダにヒントを得たレシピ。ラムは脂肪代謝に必要なアミノ酸・L−カルニチンを多く含みます。ニンニクや玉ねぎに含まれるアリシン・シクロアリインといった含硫化合物はがんや動脈硬化予防に効果あり。見た目も味も作り方もシンプルな一品ながら、あなたの健康を強力にバックアップしてくれます!

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