食と健康

すまぴーの健康レシピ

地球温暖化と食のサバイバル!

 日本の各地で猛暑を記録した今夏は、世界的にも異常気象が多発して、ニュースになりましたね。農作物にも影響が出ているのではないかと心配です。
 実は今年に限ったことではありません。ここ数年にわたる気温や気候の変化によって、農作物の収量や品質にも、大きな変化が起こっているのだそうです。

 たとえば、全国の1/4を占める耕地面積を持ち、農業産出額が全国の13.2%(H28)を占める北海道では、全国1位の生産量を誇る小麦、ジャガイモ、大豆、それから北海道がシェア100%の甜菜に、さまざまな影響が出ているようです(下表参照)。

小麦収量:やや低下/品質:低下
ジャガイモ収量:低下/品質:低下
大豆収量:やや増加/品質:低下
甜菜収量:増加/品質:低下

 小麦・ジャガイモの収量低下は、日射量が減って、降水量が増えたことが原因です。降水量の増加により、作物の病気や障害が発生しやすくなり、品質の低下も生じています。
 大豆・甜菜に関しては、生育時期の気温が「実や根を太らせる」のに適しているため、収量は増える傾向にあります。しかし一方で、味(糖度)や栄養価(イソフラボン)が減って品質が低下しているというのは、残念なことです。
 北海道では、こうした気候や気温の変化に対応するべく、品種開発、栽培時期や方法の見直しを進めていく方針だそうです。

 さて、人間はどうでしょう。今年、猛烈な暑さだった東海地方。名古屋では、観測史上初の40度超えで76年ぶりに最高気温を更新しました。最高気温は気象庁発表の温度であり、場所によってはさらに高温になるので注意が必要です。小学1年生が熱中症で亡くなった悲しいニュースを聞いた時は、「子どもは(地面に近いので)大人より高い気温にさらされている」ことに、もっと配慮できていたらと思いました。
 体温より高い気温、突然やってくる豪雨に対応するために、私たち人間も、品種開発ならぬ体質改善や、服装・住まいの見直しが必要かもしれません。
 体質改善はまず食事から。夏野菜を積極的に食べる、スパイスやハーブを利用して身体の調子を整えるといった、高温多湿の国を見本とした食事にこれからの日本の夏を乗りきるヒントを得て、工夫していかなくてはと強く思った今夏でした。


 

今月のレシピ:アフリカ原産のオクラとモロヘイヤを和の食材代表の湯葉と合わせて、そうめんのトッピングにしてみました。ネバネバパワーのムチン・ペクチンは、疲れた胃をやさしく癒してくれます。


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