食と健康

すまぴーの健康レシピ

健康の経済的価値 〜ヘルスプロモーション事業のすすめ〜

 働く人が心身ともに健康でいてくれるからこそ、企業活動が成り立つというものです。その意味で健康づくりも、企業にとって大切な事業であるといえます。
 各自の自覚や努力に任せるのではなく、経営戦略としてヘルスプロモーション(健康づくり事業)を仕掛けていくという考え方が、注目されています。いま、働く人の健康に積極的に関わり投資する姿勢が、企業に求められているのです。

 ヘルスプロモーションの費用対効果を調べた研究があります。それによれば、「栄養」「高血圧」「運動」それぞれ個別にヘルスプロモーション(栄養指導、高血圧対策、運動推進)した場合はあまり効果がなかったのですが、3つを組み合わせると費用対効果が得られることがわかりました。

 「組み合わせると」とひとくちに言っても、具体的にどうすればよいのでしょう。それにはまず、働く人の食生活や食環境が、実際にどうなっていて、どんな問題があるのか、把握する必要があります。

 働く人の食生活や食環境には、以下のような要因と問題点があるといわれています。

要因問題点
労働時間・長時間労働や不規則な労働時間は、朝食の欠食を招きやすい
・睡眠不足により、ホルモンバランスが崩れ体温調節機能が乱れて、過食・肥満につながる
ライフイベント・男性は入社時と結婚時の2回体重増加の傾向が見られる
・女性はダイエットをきっかけに極度の痩せにおちいるおそれがある
単身生活・通勤時間が短くなり運動習慣が減る
・不規則な食事による塩分過多・緑黄色野菜摂取の減少
・ストレスによる喫煙増加
所得・所得が低いほど「肥満」「朝食を抜く」「野菜を食べない」「タバコを吸う」「運動習慣が減る」傾向

 上記をふまえると、働き方改革のなかで、労働時間などの“ワークライフバランス”とあわせて“栄養バランス”を整える取り組みをしていくと、効果が期待できるのではないかと思います。
 すでに取り組んでいる例としては、職場にコンビニを設置して果物や野菜を手軽に購入・喫食できるようにしたケース、社員食堂で減塩メニューなどの健康的な食事を提供しているケースがあるようです。

 健康で生き生き働くことへの投資には、素晴らしい価値があります。健康の経済的価値が、今後ますます企業や社会に浸透していくことを願ってやみません。

    
今月のレシピ:「単身者が手軽に作れて、コスパに優れ、しかも一皿でいろんな栄養が摂れる」レシピをと思い、考案しました。ごはんやパンのおかずとしてはもちろん、パスタなど麺メニューの具としてもバッチリ。しっかり食べてもカロリー控えめ、満足感たっぷりなのも嬉しい一品です。

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