食と健康

すまぴーの健康レシピ

新型たばこについて考える 〜いまどきの喫煙事情〜

 最近、皆さんのまわりに、新型たばこの愛用者が増えていませんか。2016年に全国販売がスタートして以来、大人気で、生産が追いつかないほどというから驚きです。
 愛用者に聞くと、「屋内の空気が汚れない」、「有害性が低減されている」というので、周りからも勧められ、紙巻きたばこから新型に変えるケースが多いようです。
 さて、この新型たばこの利点。本当のところ、どうなのでしょうか。

 現在、たばこ事業法で「たばこ」と認められている新型たばこには3つあります(アイコス、グロー、ブルームテック)。それらは、加熱式たばこといわれるものです。
 アイコスとグローは、葉たばこを紙で巻いたスティックを“周りから加熱”し、発生した“蒸気を吸う”仕組み、ブルームテックは、有機溶剤を加熱して発生した“蒸気”を“葉たばこの中に通して”、たばこ成分を吸入する仕組みだそうです。
 いずれも、燃えるわけではないので、タールは低く抑えられます。ですが、ニコチンをはじめとするたばこ成分が蒸気に含まれることは、仕組みからみても明らかです。
 国立保健医療科学院の研究によると、使用者本人が吸い込む蒸気には、濃度は低いもののたばこ由来の有害物質がほぼ全て含まれていたそうです。また、呼気で放出される蒸気には、口元から1〜2メートル離れた場所でも、かなりの量の微小粒子状物質(PM2.5)が含まれることもわかりました。どうやら、「空気が汚れない」とは言えそうもありませんね。有害物質がほぼ全て含まれているので、「有害性が低減されている」というのもあまりあてにはならないかもしれません。
 そう考えると、やはり新型たばこもれっきとした「たばこ」。健康のためには、控えたほうがよいということでしょう。

 喫煙により、うつ病や自殺のリスクが高まるという報告があります。また、糖や脂質の代謝に影響してメタボリックシンドロームの原因になることや、血糖値を上げインスリンの働きを阻害することも、わかっています。
 2006年に禁煙治療が保健適応になりました。禁煙外来や禁煙補助薬を使うと、無理なく、自力より何倍も禁煙しやすくなるのだそうです。
 ぜひ、皆さんの周りの愛煙家の方々に、新型たばこのこと、喫煙のリスク、禁煙外来のことを教えてあげて下さい!  

 
今月のレシピ:禁煙時のストレスは、満足感のあるおかずで凌いで下さい。はちみつ&黒酢の濃厚な甘酢が豚肉にからみ、食べごたえある一品に仕上がりました。名前の由来が“茎まで青い”ことからきている青梗菜はビタミン・ミネラルがたっぷり。アクがないので扱いやすいため、つけあわせに重宝します。

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