食と健康

すまぴーの健康レシピ

食中毒予防 2017 〜社会全体も、家庭でも、そしてひとりひとりも〜

 今年はじめ頃に起きた、刻み海苔が原因と推定されるノロウィルス食中毒は、みなさんも記憶に新しいのではないでしょうか。海苔を刻む作業の従事者から汚染を受け、それが流通、販売、使用され、食中毒が広がってしまいました。
 ノロウィルスといえば、二枚貝の喫食が原因となるケースが主でしたが、最近は、調理従事者による2次汚染が原因のケースも増えているようです。
 
 こうした事態に厚生労働省は、今年6月「大量調理施設衛生管理マニュアル」を改正し、調理従事者による2次汚染の防止策などを盛り込みました。また、HACCP(ハサップ:宇宙食開発から生まれた食品の衛生管理手法)の導入を制度化する方向で、来年にむけ検討が進んでいます。社会全体、食品業界全体をあげての対策により、食品の安全性が確保され、食中毒発生が減少することを期待しましょう。
 
 ただし、社会や企業が努力するだけでは足りません。毎日食べている家庭の食事でも、食中毒は発生しています。家庭で、そして私たちひとりひとりも、日頃から食中毒予防を心がけることが大切なのです。

<食中毒予防で気をつけたい6つのこと(原因菌やウィルスから身を守るために)>
・ 「つけない」: とにかく手洗いをこまめに、しっかりと。トイレの後はもちろん、生の肉や魚、卵を扱った後など、作業が変わるたびに洗いましょう。くわえて、調理器具や食品の洗浄、消毒も大切です。
・ 「増やさない」:保存は低温で。そして早めに食べましょう。
・ 「やっつける」:食材はしっかり加熱して食べましょう。調理器具の洗浄、熱湯や殺菌剤での消毒も忘れずに。
・ 「持ち込まない」:健康状態を把握し、感染の可能性がある人は調理に携わらないこと。
・ 「ひろげない」:気づかずに持ち込んでしまった場合もひろげないために、手洗いや器具の消毒を徹底しましょう。
・ 「免疫力をつける」:全ての人が発症するわけではありません。免疫力がおちていると食中毒にかかりやすくなり、ときには重症化することもあります。日頃から、食事・睡眠・運動にバランスよく気を配り、免疫力と体力を維持しましょう。※もともと免疫力が低いお年寄りや小さいお子さんには、食の安全に特に気をつける必要があるでしょう。

 本格的に寒くなり、年末にむけて気ぜわしくなる頃ですが、安全に美味しく食べるために、食中毒予防もしっかりと、お忘れなく!


今月のレシピ:鍋焼きうどんならぬ「鍋焼きパスタ」が作りたいと思って考えました。茹で汁ごと作って具も一緒に煮込むから、うまみも栄養も逃がしません。冷えこむ夜にサッと作って、温まってください。体温を上げることは、免疫力アップにつながりますよ!

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