カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

低用量のアスピリンは大腸がんを減らす。-という説があります。 -特に長期の内服の場合-

 世界で最も読まれている医学雑誌の1つLancetに低用量のアスピリンを内服し続けていると、大腸がんの予防になる可能性があるとの記事が出ていました。
 
 アスピリンは生理痛、頭痛など女性にはお馴染みの薬ですが、大人が用いる量より少ない低用量アスピリンというのがあります。
 この低用量のアスピリンは大人が飲む量のおおよそ10分の1位になります。
主に幼児や子供用のお薬です。
しかしこの薬剤は、他の病気に効果がある事が最近分かってきています。
①狭心症や心筋梗塞になった後の予防薬。
  血管が再び詰まるのを予防する(今たくさんの人が使っています)。
②流産を繰り返す人が内服すると流産予防になる。

 もともとこの低用量アスピリンは大腸がんの再発の予防になるだろうと考えられていました。

今回の研究では、この低用量アスピリンを長期間内服を続けていると、
(1)大腸がんの発生率が24%、死亡率が35%減ったそうです。
(2)低用量アスピリンを5年以上使用した場合は、
   ①大腸がんの発生率が65%減少、死亡率が76%低下し、
   ②直腸がんの発生率が42%、死亡率も53%減ったそうです。

 女性のがんの死亡率の第1位は大腸がんです。その意味で今回の調査の結果は興味があると言えるでしょう。
 ただしこの低用量アスピリンの効果については医師との話し合いが大切です。
また大人が通常用いるアスピリン(高用量のアスピリン)は、長期間続けて内服すると、有害な事も考えなければなりません。
今回のお話は、あくまで低用量のアスピリンに限定されたお話のようです。

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