カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

アメリカではがんの比率が減ってきた

 アメリカの主要ながん研究所のグループからがんに関する統計データが出ています。(JNCI)。
これによるとアメリカでは、がんを発病する人が少しずつ減少してきているようです。
しかし、一方で一部のがんについては発病する率や死亡率が増加しているとのデータでした。
 ①2003年から2007年にかけて、がんの発症する率が毎年約1%減ったそうです。
 ②これにつれて、がんで死亡する人も年1.6%減少したとの事です。
 ③しかし、一方で男性では、a)肝臓がん、b)腎臓がん、c)膵臓がん、d)黒色腫(皮膚に出来るがん)の発症率が上がりました。
 ④女性では、a)腎臓がん、b)甲状腺がん、c)膵臓がん、d)白血病、e)黒色腫が増えたとの事です。
 ⑤子宮がんの死亡率は1975―1997年に減少しましたが、その後の10年では増加しました。
 ⑥小児がんの発症はおおよそ年0.6%の割で増加しているとの事です。
 ⑦女性の肺がんの死亡数が始めて減少し始めたそうです。
一方男性の死亡数は10年前から減少し始めていましたが、これは女性の喫煙が10年遅れて広がった事を反映しているようです。
 ⑧今後アメリカでは、日本と同様65才以上の人が増えてきます。
がんの発症率が減りつつあっても、この人口構成の変化に伴って、がん患者さんの絶対数は増加すると考えられています。

 一方で日本では、がんに罹患する人、がんで死亡する人が増えています。
この差がどこで出るのか検討が必要でしょう。

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