カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

卵巣がん検診って有効 

 女性がかかるがんには、増えてきているがんと減ってきているがんがあります。
増えているがんは大腸がん、子宮体がん、卵巣がん等です。
これらに対しては、様々な早期診断・早期治療の対策がとられています。
 ただこれらのうち卵巣がんに対してだけは、早期診断の手段が無いと考えられ、その対策が懸案となっていました。
 しかし、最近卵巣がんの検診に役に立つだろうという検査方法が提案され始めています。
1つは超音波検査で、1つはCA-125という腫瘍マーカー検査です(OB・GY誌 2013)

 検討の対象になったのは、前立腺・肺・結腸直腸・卵巣の各がんになる可能性が予め分かるかどうかの治験に参加したグループです。
その結果
①CA125の値(正常値は35以下)が70以上の人は将来がんになる可能性がある。
②卵巣が腫れていて直径6cm以上ある人も注意(腫れている中味も重要です)
③CA125の値が高い上で、卵巣が腫れている人はさらに注意が必要との事です。

 このうち腫瘍マーカー検査は簡単です。他のマーカーは通常の健康診断の検査項目に入っているため、これ迄の検査にCA125を加えるだけで済むでしょう。
また超音波検査は子宮頚がん検診時に手軽に検査を追加する事が出来ます。
これはCTのように放射線に被曝する訳でもありません。
子宮頚がん検診の機会があったら、超音波検査を受けると良いと思います。
 ただ今回のデータは対象の人がやや少ないと感じられます。もっと多くのデータが集まる事が望まれます。

ログイン ID・パスワードを忘れた方