カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

働き過ぎは身体に悪い!まずは心臓のデータから。

 働き過ぎは身体に良くない事は、何となく分かっています。
脳や心臓の血管に対する負担も大きくなりますし、ストレスが重なるとがんになり易いというデータもあります。
 最近労働時間と心臓の病気の関係についてのデータが出ましたので、お知らせしておきましょう。

 世界で最も読まれている医学誌の1つに出ていた論文です。
ロンドンの公務員を対象とした調査ですが、元々心臓の血管に異常のない人7,095人を10年以上に渡って追跡したものだそうです(平均12.3年間の長さです)。
 平均年齢  48.8歳
 男性  70.3%

 年齢、性別、総コレステロール、喫煙の有無等、心臓病に関するいろいろな要因を考慮に入れた上で正確なデータ処理をした所、以下の様な結果が出たそうです。
まず日頃どの程度労働したかグループを分けました。
① 7-8時間のグループ、
② 9時間、
③ 10時間、
④ 11時間以上、

 その結果平均12.3年間の間に死亡に至らない心筋梗塞の人が163人、心血管死の人が29人出たそうです。
 平均労働時間が7-8時間の人を基準とすると、11時間以上働く人は、1.67倍危険率が上がったとの事です。
やはり働き過ぎは身体に良くない事は確かめられた事になります。
 これに仕事の内容(例えば常にストレスがかかり過ぎている等)を加えると、この危険率はまだ上がるかも知れません。
さらに、心血管の病気の他、脳血管の病気、肝臓や腎臓の病気、うつ等の精神的な病気、がんの発生等を考えると、病気になる確率はますます高くなると考えられます。
働き過ぎないようにする事が何より大切と言えそうです。

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