カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

高齢者は歩くスピードで寿命が違う

 いろいろな運動をすると、健康に良い事は知られています。
今はウォーキングも十分な運動療法として認められていますが、同じ運動でも、少し脈拍が増える程度でも良いとされています。

 少し脈拍が上がる程度?と言っても少し難しいですね。1つの目安に歩く速度があげられます。
ここで最近興味深い調査について一言。
高齢者の歩行速度を測ってみると、速く歩く人の方の寿命が長い事が分かったそうです(BMJ誌)。
 これは高齢者に6mの距離を歩いてもらって、その速度を調べ、その後の死亡との関係を調べたものです。

 その結果、歩く速度を3つのグループに分けて判定した所、歩行速度が最も遅かったグループの人は、最も歩行速度の速いグループの人に比べ、約1.5倍死亡率が高かったそうです。
死因別でみると、歩行速度の遅いグループの人、心臓血管の異常で死亡する人が約3倍多かったそうです。
歩行速度が遅いグループの人は、いろいろな病気がある場合があり、それも原因の1つになる事があるかも知れません(例えば脳卒中の後遺症や、大腿骨の骨折など)。
 
 しかし、もし歩けるなら、なるべく歩く事。しかも少し速く歩く事はいろいろメリットが多い可能性があるでしょう。
勿論若い頃から、この事に心掛けるとよりメリットが上昇すると思われます。
 一方で高齢の方が、あまり速いスピードで歩く事を考えると、却って転倒などの危険がある時もあります。注意しながら…という事でしょうか。

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