カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

胎児にうつ病がある!?

 つらい話ですが、最近は仕事とうつ病の関係が新聞をはじめ、種々のマスコミで論じられています。
またうつ病と自殺の関連も避けて通れない問題です。
最近の「うつ病」や「うつ症状」のきっかけは、仕事のストレス、家族の介護、学校の息苦しさ等いろいろな事が指摘されています。
また、今迄考えもしなかった小さな子供達の「うつ病」も話題になっています。

 しかし今回はもっと驚く様なお話です。
何とお母さんのお腹の中にいる胎児にも「うつ病」があるらしいという事です。
うつ病というのは、専門家が本人と直接対話をする事で診断されます。
当然子供達についても直接の話し合いがあり診断されます。
しかし胎児となると話は別です。どうして胎児のうつ病と診断するのでしょうか。
 実際の所そんな事は出来ません。生まれた赤ちゃんを観察し、ある程度成長した所で、妊娠中のお母さんに何かエピソードがなかったかを調べて判断するのだそうです。

 どうやら今の所、医学的に論証されてはいないのですが、次のような事が考えられているそうです。
胎児は、4ヶ月から6ヶ月位の間に自我が形成されるとの説があります。
そんな早い時期から胎児はお母さんの気持ちを理解し、生まれた後の態度にその影響が出てくる可能性があるのだそうです。

 例えばこんな例が考えられると言われています。
気持ちは赤ちゃんを望んでいるものの、実際に赤ちゃんを育てる環境を作るのに自信がないというお母さんがいたとします(実際には良くある話なのですが…)。そうした赤ちゃんは、お母さんの2つの気持ちの影響を引きづったまま成長する可能性があるそうです。
この様な気持ちを持ったお母さんから生まれた子は、時として無気力な子に育つ可能性があるとの事です。

 またお母さんがお腹の中にいる赤ちゃんに対して愛情を放棄してしまうと、赤ちゃん(胎児)はがっかりして、うつ気分を持ってしまうそうです。
お母さんが愛情を放棄するのは、お母さんの性格に問題があったり、他に面白い事に気をとられたりした時に起るようです。
 こうした結果、生まれた赤ちゃんは表情に乏しかったり、気力がなかったりする事があるようです。
またある程度成長すると、子供のうつ症状が表に出たり、集中力がなくなる事もあるそうです。

 これらの事は、まだ医学的に十分解明されてはいない様です。これから、さらに研究が発展し、生まれてくる子が皆幸せな気分になれる事が望まれます。


琴似産科婦人科クリニック  永井 荘一郎


 

 

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