カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

更年期にホルモン療法① アメリカで多く、日本で少ない

 更年期あるいは更年期近くにホルモン(補充)療法をうけている人がいます。
更年期に伴ういろいろな症状に効果があると考えられていますが、一時程日本では広く言及されなくなった感があります。
1つには、アメリカのWHIという研究機関でホルモン(補充)療法を行うと、乳がんになる人が増えるという調査結果が出、マスコミを通じて広まった事があります。
この考えは最近見直されつつありますが、しかし一度広まった考えは、そう変わるものではなさそうです。
現在は更年期に伴った症状がある人に、医師が薬をすすめた為に使用している人が多いようです。

 さて世界中をみてみるとホルモン(補充)療法をうけているのはアメリカが最も多く、469万人との事です。因みに日本では30万人との事ですからアメリカの1/15という事になります。
国別にみると
 アメリカ   469万人
 ドイツ    139万人
 イギリス    91万人
 日本      30万人  だそうです。

子供の喘息やアレルギーはお母さんの経由の時も?

 まだまだアレルギーや喘息の本当の原因は分かっていませんが、お母さんにアレルギーがあると、子供にはお母さんのアレルギーに対抗する物質がつくられるそうです。
 アレルギーの原因物質をアレルゲンといいますが、このアレルゲンの1つになるチリダニを調べた所、お母さんのこのダニに対する特異的IgEというアレルギーと関係する物質が高いと子供のIgEも高くなるとの事です。このIgEが高くなる事で、子供のアレルギーの発生を高める可能性があると予測されたそうです。

 これが何故母親なのか、父親のアレルギーは関係がないのかは分かっていない様ですが、少なくとも一部のアレルギーの体質は母親経由という可能性があるようです。

 しかし世の中には、アレルギー体質が母親になくて父と娘というタイプも多いようですね。
アレルギーの種類、出現する年令、子供の性、環境などいろいろ研究しなければならない事は沢山ありそうです。

妊娠中のセックスは?

 妊娠しても性交為をする動物は人間だけだと言われております。
人間以外の動物が性行為をしない(妊娠中)のには理由があると考えられています。
なお一般的に、妊娠した時は、性行為そのものは禁止されませんが、それなりに注意をすすめられる事が多いのも事実です。
性行為が制限される理由には
 1.精液中に陣痛を起す成分がある。(プロスタグランジンといいます)
 2.性的に興奮すると子宮の収縮が起こる可能性がある。
 3.お腹が大きくなった時は、体位によっては無理がかかる事がある。
 4.出血しやすい時がある、あるいは細菌などの感染の機会が増す可能性がある
などです。

 最近妊娠予定日近くになっての性行為が、陣通を起こす誘因になるかどうかの調査の結果が出ました。
その結果性交為そのものは、陣通と誘発する原因にはならないだろうという事です。
しかし切迫早産と言われている、前置胎盤がある、赤ちゃんが下がっている、何らかの感染症があるなど分娩近くなって性行為について注意信号が出ている人は話は別でしょう。

妊娠可能な男性の年齢は?-その2

質問: 今不妊治療をしています。私38歳、夫40歳です。周囲の人は妊娠するかどうかは男性の年齢も関係するとも言っています。
女性だけでなく男性でも年齢が関係するのでしょうか。


答: 男性の年齢も不妊治療に関係があります。
1つは男性の年齢の増加に伴う精子の問題です。研究では男性の年齢は関係が無いというものもありますが、多くは
①精液の量そのものが減る。
②精子の数が減る。
というデータが出ています。
大抵35歳を超えると、この2つの傾向が出てくる様です。

 もう1つの問題は、妊娠しても流産する率が高くなる可能性があると言うものです。
今迄はせっかく妊娠しても女性の年齢が上げるにつれて、流産率が高くなると言われていました。
しかし最近の調査では男性の年齢が35歳以上になると、やはり流産率が上昇すると言うものがあります。

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