カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

ピルとタバコ 45歳以上の人は危険!35歳以上の人は注意!

 ピルとタバコは相性がとても悪い事は知っての通りです。
ピルを服用する人は原則的に禁煙がすすめられますが、ピルの処方が出来ないという訳ではありません。40歳以上の人は厚生労働省の指針でも出来るだけタバコは吸わない様にすすめられています。
 さらに35歳以上の人で1日15本以上タバコを吸う人は、ピルを服用しない方が良いと言われています。
 これをさらに詳しくみてみると、ピル単独でも禁煙でも心臓の血管への負担が強くなります。これに年齢の要素が加わると危険率がさらに増します。

 45歳以上の人でタバコを吸う人がピルを常用すると特に心血管系の病気が高くなるそうです。周囲にそのような人がいたら、医者と相談するようすすめた方が良いと思います。

妊娠中の喫煙は大麻より恐いとか!

 妊娠中のお母さんの喫煙は、受動喫煙を含めて、とても重大に受けとめられるようになってきています。

 英国の研究では、妊娠中の喫煙は、子供の精神状態と大きく関連していると伝えています。
対象として調べられたのは12歳の子供達です。
この子供達の精神状態をみると、喫煙と精神状態は明らかに影響があったそうです。
さらに驚くべき事は、この影響は妊娠中に大麻を使用した人に比べても高かったとの事です
 つまり妊娠中の喫煙は大麻より恐いという事になります。

卵巣がん検診って有効 

 女性がかかるがんには、増えてきているがんと減ってきているがんがあります。
増えているがんは大腸がん、子宮体がん、卵巣がん等です。
これらに対しては、様々な早期診断・早期治療の対策がとられています。
 ただこれらのうち卵巣がんに対してだけは、早期診断の手段が無いと考えられ、その対策が懸案となっていました。
 しかし、最近卵巣がんの検診に役に立つだろうという検査方法が提案され始めています。
1つは超音波検査で、1つはCA-125という腫瘍マーカー検査です(OB・GY誌 2013)

 検討の対象になったのは、前立腺・肺・結腸直腸・卵巣の各がんになる可能性が予め分かるかどうかの治験に参加したグループです。
その結果
①CA125の値(正常値は35以下)が70以上の人は将来がんになる可能性がある。
②卵巣が腫れていて直径6cm以上ある人も注意(腫れている中味も重要です)
③CA125の値が高い上で、卵巣が腫れている人はさらに注意が必要との事です。

 このうち腫瘍マーカー検査は簡単です。他のマーカーは通常の健康診断の検査項目に入っているため、これ迄の検査にCA125を加えるだけで済むでしょう。
また超音波検査は子宮頚がん検診時に手軽に検査を追加する事が出来ます。
これはCTのように放射線に被曝する訳でもありません。
子宮頚がん検診の機会があったら、超音波検査を受けると良いと思います。
 ただ今回のデータは対象の人がやや少ないと感じられます。もっと多くのデータが集まる事が望まれます。

2型糖尿病の人には大豆蛋白がいい  心臓や腎臓の合併症予防になる

 2型糖尿病の人とその予備軍は、わが国でも年々増加しています。
糖尿病が進行するといろいろな臓器に影響が出る可能性があります。

 最近の調査では腎症(腎臓の病気)と合併した2型糖尿病の患者さんに大豆蛋白質を長期間投与すると、そうでない人に比べて、血糖値、総コレステロール値、LDLコレステロール値(悪玉コレステロール)、中性脂肪の値が明かに改善したという事です。
これは、とりも直さず、糖尿病に伴う心血管系の病気の予防、腎機能悪化の予防になるという事になります。

 まだ調査段階ではありますが、大豆蛋白をとるのは日本人のお手のもの。
2型糖尿病の診断をうけている人、その予備軍の人は、お肉などの動物蛋白から大豆蛋白に変えてみては如何でしょう。
 そう考えると、お寺で出される精進料理は理想的な食事と言えるかも知れません。

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