カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

小児の高血圧がある。しかもそれが見落とされている?

小児に肥満が目立つようになってきた。小児期から見つかる糖尿病がある等、小児の時期から、成人と同じような異常が起こる可能性がある事が知られてきています。

最近血圧の高い小児がいる事、そしてかなりの部分その事に気がつかないという事が分かってきました。
もともと小児の血圧は、年令や性別、身長などにより微妙に差があります。
このため正常値の範囲も、これらの要素を考慮に入れて慎重に判断されなければならないとされています。
詳しくは小児高血圧に詳しい医師と相談しましょう。

この小児の高血圧については、高血圧と診断して良い時と、今はそうではない予備軍があると考えられています。しかしそれが意外と気付かれない、見落とされている可能性があるそうです。
両親のどちらかに高血圧のある小児、肥満気味の小児は一度専門家と相談してみる事が必要と言えるでしょう。

チェロは男性?女性?

 日本語にはそういう言い方はありませんが、ヨーロッパでは男性名詞、女性名詞があります。
 ところが同じ楽器でも国によっては男性名詞の時も女性名詞の時もあります。
チェロもそうです。
ロシアでは女性名詞、フランスでは男性名詞だそうです。

 名チェリストであるロストロポーヴィチはかつてなぜチェロを選んだか聞かれた時に、こう答えたそうです。

 「チェロは女性名詞でしょ、だから、女性を好きになるように、好きになったんですよ。
ただね、何年もたってから分かったんですけど、フランス語じゃ、チェロは、男性名詞なんですって。ほんとに、ぞっとしましたよ!もし、音楽に興味を持ち始めた頃にそのことを知っていたら、僕がどんな楽器を選らんかだかは、わかりません」

ロストロポーヴィチ
アレクサンドル・イヴァシキン
秋元 里予 訳   春秋社

ピルでも100%避妊できる訳ではありません

質問
 現在避妊の目的でピルを内服しています。職場の関係上、お医者さんを変えたら、今度の先生は100%確実とは言えないから気をつけて、と言われ驚きました。
 最初の先生は、ほぼ100%確実だと言われていたのですが。


 避妊の方法では、理想的な使用方法と一般的な使用方法に分けられて考えられています。
理想的な使用方法とは、すすめられた避妊方法を正しく行った場合をいいます。
これに対し一般的使用方法とは、1日位飲み忘れる事がある等、普通よくある使用方法の事です。
 ピルで言えば、飲み忘れや内服時間が一定しない時がある等、一般的な使用方法の人の方が多いと考えられています。

 この点を考えると
理想的な使用方法での 失敗率はピルで0.3%です。
一般的な使用方法での 失敗率はピルで8%です。

 ピルの一般的な使用方法での失敗率(妊娠してしまった比率)は、以前は5%と考えられていました。
最近これが8%に改められました。
意外とピルで、失敗する事があるという事ですね。

 避妊効果が最も高いのは薬物を添加した避妊リング(IUD)で、一般的な使用法では0.1-0.8%となっています。

医師の簡単な話が病気の予防に効果が(1)

病院に行くと、いろいろな病気の予防のパンフレットがあります。
少し興味がある人はもらって帰りますが、実際の所、読んでとても役立ったという感想をもった人は多くないようです。

 しかし何らかの機会に病院に行った時に、医師から直接少しでも話を聞くと、その話が意外と頭に残って、健康には良いのだという説があります。

 今回は、1.脂質異常、2.急性アルコール中毒、3.妊娠中の禁煙のお話について。
なお、4.糖尿病については近々稿を改めてお話したいと思います。

1. 脂質異常(コレステロールの異常など)
脂質異常とは総コレステロールが高い人、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い人、LDHコレステロール(悪玉コレステロール)が高い人をいいます。
脂質異常のある人に、心臓や血管などに異常が出る率が高くなる可能性があると直接お話をすると、脂質異常が改善する率が高いそうです。

2. 急性アルコール中毒
急性のアルコール中毒などで、救急車で病院に運ばれた場合、治療後アルコールの怖さについてパンフレットを渡されただけの人と、短時間でも直接説明をうけた人に分けて、その後の効果を検討した調査があります。その結果、直接説明を聞いた人の方が、アルコールを止めたり減量する治療をうける気になる人が増えたとの事です。

3. 妊娠中の禁煙について。
妊娠中の喫煙は明らかに赤ちゃんに悪影響を与えます。流早産の増加、低体重出産などです。
私が総合病院在籍中に行った調査では、直接妊娠中の喫煙の危険性を伝えた人は、95%の女性が完全禁煙をしました。残りの殆どの人も喫煙本数の大幅の削減をし、結果的に禁煙による低体重の確率は60%に留まりました。

4. 同じ様に糖尿病についても、直接指導の効果が指摘されていますが、これについては次の稿でお伝えしようと思います。

1-3は、いずれも短時間のアドバイスで効果があった例です。
自分では何か心配な事があったら、直接医師から説明をうけるという事が、いかに大切かが分かります。

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