カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

肥満で閉経が45歳未満の人は子宮体がんに注意!

 肥満の人は、肥満のもとになる脂肪組織から女性ホルモン(卵胞ホルモン)が出るため、ホルモンに関係する癌の発生率が高くなる可能性があると考えられています。
乳がん、子宮体がんが代表的なものです。
今回は子宮体がんについて。

1.最終月経が45歳未満で、BMIが35以上の人
  BMI=体重(㎏)÷身長(m)×身長(m)は子宮体がん発生の危険度は高いそうです。子宮体がんが発生する危険度は56%だそうで、これに当てはまらない人に比べて、格段に危険率が上がるそうです。

2.最終月経が45歳以上でも、BMIが35以上の人はやはり子宮体がんが発生する人が多いようで、正常の体重の人に比べても、明らかにがんの発生率が高くなります。

3.最終月経が45歳未満だった人を、遡って調査すると、18歳(あるいは成人の時点)でBMIが25以上の人は、将来子宮体がんの発生する危険度が高かったそうです。若い頃肥満気味でも、その後減量する人もいます。それならば良いのですが、あまり肥満気味で、それが続く人は注意が必要です。勿論気にし過ぎて体重が減り過ぎるのも困りますが。

中性脂肪と運動

 中性脂肪は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や善玉コレステロール(HDLコレステロール)とともに将来の心臓血管系の病気と関係がある事はよく知られています。
 この中性脂肪の高い人は低下させる事が大切です。その第1はライフスタイルを考え直す事です。
そしてある程度、中性脂肪が減ったら、その次は何といっても定期的な運動が有効だと考えられています。(有酸素運動)
それも「1週たったの4時間です!」

 さて中性脂肪が高い人のライフスタイルの変化として大切なものは何でしょうか。
1. 体重のあり過ぎる人はまず減らす事です。
 体重を中等度減らすだけで中性脂肪は22%低下し、悪玉コレステロールは40%低下すると言われています。
2. 食事に気をつける事は言うまでもありません。
 脂肪分の多い食事に気をつけましょう。お菓子には注意が必要です。n-3脂肪酸の補給が大切と言われています。
3. 運動(特に有酸素運動)が有効です。
4. 喫煙は好ましくありません。
5. また中性脂肪が特に高い人は禁酒する必要があります。中性脂肪を正常範囲に保つには、アルコールは男性で1日2杯、女性で1日1杯程度と言われております。
6. あまり中性脂肪の高い人は、もちろん薬剤の助けを借りなけらばならない時もあります。薬剤の種類にも沢山ありますので、医師とよく相談する事が大切です。

ホルモン療法中の静脈血栓症は投与初期におこる率が高い。

 ピルやHRT(ホルモン補充療法)に用いるホルモン剤により静脈血栓症という副作用が出る事があります。
これは静脈の中の血流がいわばドロドロ血液になり血管がつまりやすくなる病気です。
ピルを含めたホルモン療法をうけている人は、これらの病気にならないようにするため、時々の血液検査をすすめられています。

 ところで、こうした薬剤を使用している時の注意をもう1つ。
それは何らかの手術をうけなければならない時です。
こうした静脈血栓症は、手術の後に起こりやすい事も知られています。手術後に起こると肺の血管、心臓、脳の血管に血液がつまってしまう重大な事故が起る事があります。

 今の所こうしたホルモン剤は長く使っていると静脈血栓症が起こり易くなると考えがられがちでしたが、意外とホルモン剤の飲み始めの方が危険率が高い事が分かってきました。
ホルモン剤を使用している人は、早いうちから医師と相談しながらという事が必要なようです。

更年期のホルモン療法をうける人は日本人は少ない

更年期障害の症状はいろいろあります。
その中に明らかにホルモンが関係していると考えられる症状があります。
1.上半身がカーと熱くなる(ホットフラッシュといいます)
2.汗が出る
3.皮膚の乾燥感など

これらの症状を改善するために、ホルモン剤を使用する事が多いのですが、国によって使用する人の数が違うようです。
例えば…
アメリカ 469万人
イギリス 91万人
ドイツ  139万人
日本   30万人
だそうです。
国によって女性の人口が違いますから、絶対数では比較できませんが、人口を考えても、日本はアメリカの1/4位の人しか使用していない計算になります。

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