カルチャーと健康

レッツ健康!!    (Dr.コラム)

胎教はいつから始めたらいいのでしょうか。

 胎教は妊娠した時から始めると良いとの考えがあるようです。
妊娠した時からって、胎児は目も見えないし、音も聞こえないし、まして脳も発育していないはずです。
 それでも早い時期に始めるとそれだけの効果があるというものです。
これにはもしかすると、お母さんの気持ちをお腹の赤ちゃんの方に向かわせる効果もあるかも知れませんね。
 この時の胎教の意味は、唄を歌ってあげるとか、絵本を読んであげるという事より、胎児に愛情を注いであげるとか、元気で育ってね等と言ってあげるだけで良さそうです。
また妊娠中お母さんがイライラしたり、夫婦ゲンカをすると、お腹の赤ちゃんも不機嫌になるそうです。
お母さんの気持が楽で、リラックス出来ると赤ちゃんもお腹の中で楽しいようです。

職業によって男性不妊になる?

 男性不妊の主な原因の1つに精子の問題があります。それ程多くはないと考えられていますが、職業と精子の運動力が関係するという調査があるようです。

 主に塗装に用いられる水性ペイント商品の中にはグリコール・エーテルという成分が溶剤として用いられています。
これを長く使っている人は精子の運動率が減るという調査があるそうです。
これらの製品を長く使うというのは、塗装や装飾に関係する職業の人という事になります。

 また以前から、アルコールを日常的に飲む人も精子の運動率に影響が出る時があるかも知れないと考えられています。

 これらの事は職業上やむを得ないという人もいます。しかし赤ちゃんが欲しい人は、一度検査を受けておいた方が良い可能性があります。

男性の骨粗鬆症にも注目

 骨粗鬆症と言えば、女性ホルモンが骨量と関係するという事から、対象は主に女性でした。
しかし最新のアメリカの内科雑誌に、男性の骨粗鬆症も軽視してはいけないという論文がありました。
確かにその通りかも知れません。男性の健康度を測る事が出来ると考えられている精巣(睾丸)から出るホルモンは(女性ホルモンであるエストロゲンと親戚のホルモン)テストステロンといいます。このホルモンと骨量が関係するのですから、男性でも骨粗鬆症とホルモンが関係する可能性があるという事になります。
もし将来骨粗鬆症になって、骨折が起こり易く日常生活のレベルが落ちるようでは困りますね。

 ただし少し前までは、骨粗鬆の程度を計測する器械には女性用のデータしか入っておらず、男性用のデータが無い状態でした。従って男性は計測する事が出来ませんでした。
現在はそういう事はなさそうです。
男性も今の骨の状態を計測する事で、将来生活の質を上げる事が出来るようにした方が良いでしょう。

脂肪肝と言われた事はありませんか?

 肥満気味の人で肝臓の検査を受けたら、AST(GOT)が高く、脂肪肝と言われたことのある人はいませんか。
 実は婦人科の外来では、時に出合う事があります。
脂肪肝-肥っているせいか?
やせる自信があるから大丈夫と軽く考えると、これはどうやら大きな間違いなようです。

 現在肝臓癌の原因はC型肝炎から肝硬変になり、最終的に癌になる人が多いようです。
また欧米ではアルコール性肝硬変から癌になる人も多いとか。

 しかし脂肪肝と言われた人の10人に1人は10年以内に脂肪性肝炎になる可能性があるそうです。その中には肝硬変-肝臓癌に進行する人もいるとの事で、「肥満だから肝臓の機能が悪く出ている」という認識ではいけないようです。
 因みに脂肪肝は肝臓癌について、時限爆弾をかかえているようなものという考えがある位だそうです。特にAST(GOT)が何年にもわたって80-120(u/l)位の高い値がつづいている人は、肝臓に直接針を刺して検査する、生検という検査が必要との事です。

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