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Q:子宮体がん検診Ⅲa、子宮内膜増殖症
2015/02/13 9:43 圭子
子宮がん検診に行ったら、50才で子宮筋腫と言われた事があるので、子宮体がん検診もうけてきました。
結果がクラスⅢa、子宮内膜増殖症の疑いとの事で、3ヶ月後の検診をすすめられました。
クラスⅢa、子宮内膜増殖症というのはどういう状態でしょうか。
子宮体がんになる可能性はあるのでしょうか。
A:回答済
2015/02/26 10:50
産婦人科医院 医師
子宮体がんの検診は、子宮体がんの出来易い部分、子宮内膜の細胞を採取する細胞診検査というのがまず基本になります。
その検査結果はクラス分類という表現で表されます。
クラスはⅠ〜Ⅴまでの5段階、ⅢだけⅢa、Ⅲbと表現される場合があります。
Ⅰ、Ⅱは子宮体がんでは無い。
Ⅳ、Ⅴは子宮体がんの疑い(Ⅳは初期、Ⅴは進行を疑う)。
Ⅲは今子宮体がんではないと思われるが、精密検査あるいは定期的検査を必要とするものと考えられています。
このタイプは細胞診検査の後に行われる組織検査(これが最終診断です)で、子宮内膜増殖症と言われる異常がある場合が多いとされています。
さて、この子宮内膜増殖症とは、ホルモンのバランスの崩れが原因で起る良性の病気(異常)と考えられていますが、顕微鏡で異常な内膜組織が、単純な子宮内膜症より顔つきが悪くなっている場合があります。
子宮体がんではないものの、顔つきが悪いものを異型性があると言います。
このタイプが出ると、将来子宮体がんになる可能性が少しあると考えられています。
今の表現なら、子宮体がんが疑われる異常ではなさそうです。しかし担当の医師と十分な話し合いが必要な状態と考えます。