女性のガンについて
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Q:子宮頚がん検査でCIN2ですがこれからどうすればいいでしょうか
2011/05/16 19:13 ひろ
はじめまして。このHPを知り、情報をいただければと思い投稿させていただきました。現在、ベトナムに在住しております。
私の妻(ベトナム人)がコルボスコープでの組織診でCIN2と判定され、HPV検査では「16、31、33、35、52、58(のいずれかと思う)に感染」のようです。
ちなみに、性体験は私が最初でまだ2年弱しかたっていません。
ご質問ですが、
(1)この状況で円錐削除術を進められたとしたら、この判断は妥当と考えられるでしょうか。私のイメージでは「経過観察」かなと感じたのですが。
(2)この状況で「レーザー光線蒸散手術」をしたら予後に悪影響はないでしょうか。(検査ができなくなるように聞いていますが)
(3)私自身がHPV感染者(前立腺に保菌している状態)かどうかを調べる必要はあるでしょうか。(治療後、私との性交渉で再感染というのはあるのでしょうか。)
ベトナムの病院のため、治療レベルもよくわからず(TU DU病院という、ベトナムでは最高の婦人科専門の病院ではありますが)不安を抱えております。日本での治療も視野に入れて考えています。助言等いただければ幸いです。
A:回答済
2011/05/19 9:17
婦人科クリニック 院長
日本と他の国、あるいは日本国内でもCINー2の方の今後の治療の方針について違いがある事があります。
CIN−2からがんになる方とそうでない方がいるからで、将来がんになる可能性を重視するか、良くなる方を重視するかで考え方が変わってきます。
ただしCINー2が見つかった方で、今回の様にHPVハイ・リスク(ハイリスクの考え方は国により差があるようです)陽性の場合、(1)円錐切除や(2)レーザー蒸散手術をすすめられる事は多いようです。その点、日本とベトナムではあまり大きな差はない様に思えますが・・・。
御心配のレーザー蒸散手術は、円錐切除のように切り取った異常部分を顕微鏡レベルで検査する事は出来ません。
しかし、これはあくまで手術して切り取った部分の検査の事で、手術後再発があるかも知れない子宮側の残った部分の検査は通常通り可能です。
手術後の定期的な検診についてはハンディはありません。
なおベトナムの病院事情については、当ネットでは何とも申し上げ様がありません。ただネット情報だけでなく、専門医との直接のお話の方が、情報量が多く、治療の判断に有効である事は確かだと考えます。
最後に、日本では男性のHPV検査は一般の病院では行われていない様です。これらについては、検査可能な施設を調べる必要があるでしょう。
女性については、手術後(治療後)、HPV予防ワクチンを投与すると効果があるというデータがあります。