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Q:子宮体がんの精密検査とは?
2010/08/11 9:30 阿佐美
子宮体がん検査をうけたら、細胞診検査というので、クラスⅢと言われ、精密検査をうけるようにすすめられました。
私は以前子宮頚がん検診でⅢaと言われ、しばらく通った事があります。
今は落ち着いているので、そちらの方は問題が無いそうです。
先生に子宮頚がんの検査の時はⅢaと言われたのですが、今回の体がんの検診はⅢaかⅢbのどちらですかと聞いたら、子宮体がんの検診にはⅢaとⅢbの区別は無いと言われました。
これは本当ですか。
それと、精密検査にはどんな方法があるのでしょうか。
A:回答済
2010/08/12 8:57
レディースクリニック院長
もともと子宮体がんの細胞診検査には、子宮頚がんのようなクラス分類というものはありません。しかし、子宮頚がんの診断の時は、分かり易く理解できるために、同じように考えて、子宮体がんにも便宜的にクラス分類というものを使っています。
このため子宮体がんの検診でも、クラスⅠ、Ⅱ等と結果が出るのですが、子宮頚がんの様にⅢをⅢaやⅢbなどのように詳しく調べないのが普通です。
ただし敢えて言えば、クラスⅢが子宮内膜増殖症という病気を推測させるものと考えられています。さらに子宮内膜増殖症のうち、将来がんになる可能性がある病気に、異型子宮内膜増殖症という病気があり、これをⅢbと言う時もあります。
これらについては、当ネット、女性の病気:婦人科の病気、子宮がんをごらん下さい。
しかし、これら子宮内膜増殖症は、あくまで多目に組織をとって(精密検査をして)、判断しなければ正確な診断が出来ません。このため細胞診でⅢと言われたら、もっと詳しく調べてみる事が必要です。
なお精密検査には、子宮の内膜の全部を削り取って行う全面ソウハ(麻酔をします)という検査と、内視鏡で行う検査があります。