女性のガンについて
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Q:子宮けいがん検診と子宮けいがん予防ワクチン接種について
2010/07/02 16:42 jizoo
現在、36歳で既婚者、出産の経験が無い者です。
先日、子宮けいがん検診の結果、細胞診は異常無し、オプションでHPV−DNA 中〜高型の検査で陽性となりました。
この場合、今後の検診については、半年毎に細胞診+HPV−DNA検査でしょうか?
また、この状況(年齢が30代後半、パートナーが定まっていること、HPV検査で陽性であること)での子宮けいがん予防ワクチン接種を決めかねています。
アドバイスをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
A:回答済
2010/07/03 10:04
産婦人科クリニック 院長
検診の間隔については3〜6ヶ月の間が宜しいのではないかと思います。
その理由は、細胞診は100%正しいとは限らないからです。
HPVハイリスクが出ているという事は、今後比較的短期間で、細胞診上、異常が出る可能性もあり得るという事になります。
但し3ヶ月というのは、あくまで相当慎重にみてという意味です。
御存知の様にHPVワクチンはHPV16型と18型に有効な薬剤です。
HPV中〜高度のタイプ陽性というのは、沢山あるHPV検査の1つで、ハイリスクかローリスクがあるかどうかだけを見るものです。これは、16型や18型がいる可能性もあるという事になります。
従って、現在の所16型や18型がいたらHPVワクチンは効果が無いと考えられています。
このため理想的な事を言うと、次はHPVの型まで調べて、16型や18型が陰性の時に、注射するのが良いという事になります。
一方で、16型と18型、2つの型に同時に感染している可能性が少ない事、ワクチンは16型と18型以外に型が似ている幾つかのHPVにも、ある程度有効と考えられている事から、型を調べなくても投与をうけた方が良いとの考えがあります。
しかし、いずれの場合でも、今後のがん検診が大切であるという事は確かなようです。