女性のガンについて
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Q:HPV16型・中等度異形成
2009/08/06 13:42 悠
私は2年前に子宮頸がん細胞診でクラスⅢa、組織診で軽度異形成の診断を受け、
現在まで定期的にコルポスコープ診、組織診を受けています。
2008年10月に中等度異形成と診断され、レーザー蒸散術をすすめられましたが
決断できずその後2009年1月に転院し、再度組織診、そしてHPV検査を受けました。
その時の診断はHPV16型、組織診の結果は異常なしでした。
その時は、「急に治ることもある」と言われましたが、感染しているHPVがハイリスクのため
念のため先月再度組織診を受け、結果は中等度異形成でした。
そこで質問なのですが
①半年間で異常なし⇒中等度異形成。急に進行することもあるのでしょうか?
②深い部分まで感染してると言われました。
(前回の組織診で、表面の感染部分は殆ど切り取ったと言われました)
もっと深い部分で、ガンになっているということはないのでしょうか?不安です。
③妊娠を希望しています。今の状態のままで妊娠したとしても大丈夫なのでしょうか?
④中等度でも、それが長く続き、更にHPVがハイリスクの場合は
治療(円錐切除)をした方が良いのでしょうか?
(今回は封書で結果をもらったこともあり、主治医と話をすることができませんでした・・・)
長々とすみません。
よろしくお願いいたします。
A:回答済
2009/08/07 11:26
レディースクリニック院長
①半年前に異常なしと言われたとの事ですが、それには3つの可能性があります。
1.本当に異常がなかった。
2.異常があったのだが、異常のある所を取りきれていなかった。
3.異常のある所を検査に出したのだけれど、検査を受けもった医師が異常なしと判断した。
この3つのどれが本当だったかという事については、今の時点で判断できないでしょう。
②深い部分まで感染しているというのは、その「深い」という意味と「感染」という意味がはっきりしません。円錐切除をして確かめた方が良いという意味の様にも思えますが、これは直接説明してくれた医師の意見を聞くべきではないでしょうか。
③④最近の新しいがん検診の診断法(ベセスダシステムといいます)では中等度異形成上皮はHSILという分類に入ります。
HSILについては当ネット 婦人科の病気:子宮がんをご覧下さい。
HSILは高度異形成上皮と同じ分類に入り、これまでより、より注意が必要な分類に入っています。
またHPV16はかなり高い確率で「がん」になる事が分かっています。
これらの事を合わせると、仮に妊娠して、検診がむずかしく、判断が困難になる可能性を迎えるより、妊娠前に円錐切除を受ける方が合理的ような気がします。
但しいつもお伝えしている通り、ネットの意見はあくまで診察をしていない、責任のない立場からの見解です。封書で返答がきたとの事ですから、まず担当医と詳しくお話をし、必要ならセカンド・オピニオンを聞くという事が望ましいのではないでしょうか。