婦人科の病気.

前置胎盤

胎盤とは

胎盤とは
胎盤は、子宮の中で赤ちゃんを支える大事な臓器です。 ここを通って赤ちゃんに酸素を送りこんだり、成長に必要な栄養を送っています。 この胎盤は赤ちゃんが小さいときは赤ちゃんの半分くらいの大きさです。赤ちゃんが大きくなるにつれて、赤ちゃんの成長の割には大きくなるスピードが遅くなります。 このため赤ちゃんが生まれる時、平均の赤ちゃんの体重が3kgとすると、胎盤の重さは500gと赤ちゃんの約1/6の重さになります。

胎盤のできる位置

さてこの胎盤が子宮の中でどこにできるかによって注意が必要になるときがあります。 通常の位置にできるということは胎盤が内子宮口から離れた所にできていると言うことです。

通常の位置にできる

前置胎盤

前置胎盤

通常の位置にできないで、内子宮口の一部あるいは、全部を覆っている状態を前置胎盤といいます。前置胎盤はさらに次の3つに分けられます。


  1. 全前置胎盤
    胎盤が内子宮口を完全に覆ってしまっているもの この状態では赤ちゃんは胎盤を破って内子宮口⇒産道を通らなくてはならなくなります。 もしそうなれば大出血を起こすことになりますので帝王切開が必要になります。

  2. 部分性前置胎盤
    胎盤の一部が内子宮口にかかっているもの。内診や超音波の検査などで分かります。妊娠中(特に後半期になって)に不正出血等が起こり、その時点で疑いがあると言われるときがあります。 部分性前置胎盤の時の注意事項や分娩方法についてはその程度によって微妙な差があります。これらの点については主治医の先生と密接なお話が大切でしょう。

  3. 辺縁性前置胎盤
    胎盤の一部が内子宮との辺縁部にかかっている状態 胎盤が付着しているのが辺稼のため前置胎盤として軽い症状のときもありますが、大目の出血がある時もあります。やはり主治医と密接な相談が必要になります。胎盤が内子宮口の辺縁部にかかっている

  4. 低置胎盤
    前置胎盤には入りませんが胎盤が内子宮口に近い位置、全体的には低い所に付着するタイプを低置胎盤といいます。前置胎盤でなくてもたまたま内子宮口に近いと言うだけで妊娠中の出血の原因になるときがあります。 また分娩方法等についても担当医から説明があるときがあります。

妊娠早期の胎盤

妊娠初期のときは胎盤が下に着いている時があります。 これは多くの赤ちゃんの成長とともに上に上がるとされています。 妊娠の早期の時には先にお話したように赤ちゃんに比べ胎盤が大きいため、子宮の中で胎盤の占める範囲が広くなるときがあります。このような時には、胎盤が下にあるように見え前置胎盤のように見えるときがあります。 しかし、たいていの場合、赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなり、その割には胎盤が大きくなりませんから、結果的に上に付着するようになります。 この状態は意外と多くの人に出来ることがあります。 この時たまたま胎盤から出血するときもあります。 こういう時は医師から子宮が大きくなったら胎盤が上に上がるでしょう言われることが多いようです。 しかし、そのまま前置胎盤になる時もあるため、医師とお話をしておきましょう。

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