婦人科の病気.

【5】婦人科受診のコツ

婦人科検診をうける前に

婦人科を受ける前に
婦人科検診は精神的にもデリケートな心づかいが望まれます。最近は女性科という概念も出てきており、女性の立場で診察を行おうという考えも出てきました。有効に利用出来るものは利用しましょう。
  • 自分にあった医者に出会うために、身近な人や、お友達の評判はやはり役に立ちます。また医者は医師同士で、このような病気はこの医師が専門という情報を もっている人が多いようです。もしホームドクターがいれば相談相手になってもらいましょう。しかしいくら他人から勧められても、実際に診察をうけて相性が 悪いと思ったら医師をかえる事も必要になります。
  • ホームページを利用するのも有効です。最近は、かなりの病院やクリニックで自院のホームページをもっています。予め予備知識を得るのに利用してみましょう。ホームページとよく見る事で診察態度が見えてくる時があります。

  • まず待合室の雰囲気をみてみましょう。建物が新しい、古いではなくて病院自体が清潔かが問題です。患者さんの立場を考えて椅子や机が配置されているか、気持ちよく待っていられるよう配慮されているかもみてみましょう。
  • 受付の人と含めた病院スタッフの応答も勿論大切。常に病院のスタッフは病院に来られた方の気持ちを理解しようと研鑽しているものなのです。
  • 医師の応対が親切かは最も大切な事です。
  • ホスピタルとはホスピタリティ(心のこもった対応という事)からきています。
1.悩んでいる事をきちんと聞いてくれるか。
2.診察が丁寧か
3.診察後の説明が分かり易いかが3大ポイントです。

患者さんを( )様という病院も増えています。医療側と患者さんが対等で、昔の治してあげるという時代ではないという事の表れですが、形だけの対応は本当のホスピタリティではありません。多分1回診察をうけてみればその点はある程度理解出来ると思います。
つらい時に待ち時間が長いのは大変です。つらい時はその旨はっきり受付の人や看護婦さんに告げましょう。症状に応じて対応してくれるのが普通です。予約制の病院であれば、これを利用しましょう。実は病院の方も患者さんの待ち時間をなるだけ少なくしたいというのが本音です。
  • 比較的混んでいる病院でも曜日か時間帯によって待ち時間が少ない時があります。
  • また診察券だけ先に出しておいて、後から受診に行く手もあります。病院によってはそういう方法をすすめている所もあるので、受付に聞いておきましょう。

診察をうける時

服装について


婦人科受診時はスカートをおすすめします。パンツは控えた方が良いでしょう。但し緊急時は別です。最近はクリニックによっては診察用にスカート(消毒済、使い捨て)を用意している所もあります。お化粧は控え目にした方が良いでしょう。
診察室に入られた時から医師の診察が始まっています。お化粧があまり濃いとその判断がむずかしい時があります。 尿検査がある時があります。
病院に着いたら尿検査をするか予め看護婦さんに聞いてからトイレに行っておきましょう。 病院にもっていくもの
保険証、診察券、基礎体温(つけていれば)、母子手帳(交付をうけている時)、お薬手帳、他の病院で検診をうけていればその時の検査データなど、紹介状(紹介された時)、ナプキン。 症状、聞きたい事をメモしておくと便利です。
病院に行くと問診票といって、予め簡単な症状を記入していただく場合があります。妊娠した事があるか(妊娠歴といいます)、他の病気にかかった事がないか (病歴)などを記入するようになっています。病気の診断上正しく書いていただく事が大切です。もし書きにくい場合がある時は医師とお話をする際伝えるようにしましょう。 病院を受診した理由をはっきり分かるようにしておきましょう。 沢山ある時は要点をまとめておかれた方が良いでしょう。(例えばどんな症状か、いつ頃から、どの位の強さでなど)。 最終月経は必ず聞かれます。医師の前に座ると意外とあがってしまう事もあります。メモをとっておくと便利です。 他の病院で診察をうけていたら、その診察内容や処方をうけているお薬についても伝えるようにしましょう。 内診を希望されない時は
婦人科では内診がとても大切な診察方法になりますが、内診を希望されない方は予めはっきり伝えておきましょう。内診は抵抗感をもたれる方がおられるのは事 実ですが、病気かも知れない所のチェックをうけるためのものです。歯科で口の中を、耳鼻科で鼻や耳を、胃腸科で胃や大腸をみてもらうのと同じ感覚でリラッ クスして診察に臨みましょう。 なお最近は正確な診断のため、膣の方から超音波の小さな器械を入れ診察することが多くなりました。経膣プローベといいます。勿論1人1人使い捨てのラバーをつけての診察ですから安全で清潔です。ただし希望されない方は予めお話をしておきましょう。
診察後は診断名をはじめ、治療法、今後の見通しなどのお話をしっかり聞き、疑問点があれば最後まで確認しましょう。
お薬が出たら内容を確認しておきましょう。医師の説明と違っていたら困りますから。

実際の診察について

診察は大たい次のように進みます。
1. 受付
 まずは受付です。紹介状がある時はこの際渡すのが普通です。この時問診票を渡される時があります。その際は予め問診票に必要事項を書き込みましょう。また問診票をみて、予め採尿していただく時もあります。
 2. 医師とのお話
大学病院などでは、はじめに予診と言って診察担当医と別な医師が予めお話を伺うことがあります。予診医とのお話の時、あるいは予診がない時は担当の医師とのお話の際、医師の方から病気に関係のありそうな質問がある事があります。
3. 診察
多くは内診あるいは腹部の検診などがあります。
4. 診察後のお話
 診察後その時点で分かったことの説明があります。病名が告げられることもあります。さらにこの時点で必要と判断されると、血液検査やレントゲン検査、CT、MRI検査など他のいろいろな検査をすすめられる事があります。勿論個々の検査については説明があります。 次の検診日を予約して診療が終わります。お薬の処方が出ることがあります。 なお緊急な処置が必要であると判断された時は、その旨のお話があり了解が得られたら緊急処置が行われます。
 5. 次回の定まれた日に再度受診される事になります。

外来で行われる検査

一般的に外来で行われる検査はだいたい次のようなものがあります。 超音波検査 お腹の上か、膣の中から器械を入れて、子宮や卵巣あるいはその周辺を観察します。子宮筋腫や卵巣腫瘍などはこの時点で判断される事があります。 尿検査 膀胱炎の有無、妊娠の有無、ホルモン状態、尿の蛋白や糖の有無、妊娠している時は妊娠中毒症の有無など 内診台の上で行われる検査(必要に応じた検査があります) 細胞診(癌検診、ホルモン状態、感染症がないかも分かる時があります)感染がないかの検査…クラミジア、淋病、トリコモナス検査などホルモンの働きをみる検査など 血液検査 必要なら必要に応じて血液検査がすすめられます。例えば貧血検査、ホルモン検査、肝臓の検査、炎症の有無、性病の検査など。 レントゲン検査 CT・MRI検査 婦人科であれば子宮や卵巣の状態、例えば子宮筋腫の大きさ、癌の可能性がないか等いろいろな情報が得られます。 内視鏡検査 子宮の中を観察する子宮鏡の検査や膀胱の中をみる膀胱鏡の検査などがあります。 その他の検査 不妊症の方についてはいろいろな特殊な検査があります。検査についてはその都度説明があります。

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