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アフターピルは飲む時期により効果に差が出る。

 アフターピル(緊急避妊ピル)は、性行為後72時間以内に最初の2錠を飲み、その12時間後に残りの2錠を飲むタイプ(プラノバール)と、72時間以内に1錠を1回だけ飲むタイプ(ノルレボ)があります。 これらの薬剤の効果は、内服する時期にもよりますが、1.排卵を抑える、2.受精をさせない、3.着床を予防する、等の作用を通じて妊娠させないようにすると考えられています。 ただその効果には使用する時期により多少差があると考えた方が良さそうです。 1.内服するならギリギリ72時間以内より24時間以内の方が効果がある。⇒このため時間に余裕があるなら早くに病院に薬をもらいに行った方が良い。 2.排卵日はアフターピルの効果が落ちる可能性がある。  月経全周期を通じてピルを飲んだ後の妊娠率は3%と考えられていますが、排卵日は25%という調査もあります。⇒排卵日かなと思った日はアフターピルだけに頼らず、他の方法での避妊もしっかりした方が良いようです。

新しい避妊リング(ミレーナ)

 避妊方法にはいろいろあります。最も避妊効果が高いのは低用量ピルで、ピルを使用していて妊娠する率は0.1%だそうです。  これに次ぐのが避妊リングです。 ただ避妊リングにもいろいろ種類があります。 この種類によりリングによる妊娠率に差が出ると考えられています(0.1%−3%)。 詳しくは担当の先生と相談してみましょう。  なお新しいタイプの黄体ホルモンの入った避妊リング(ミレーナといいます)は避妊効果も高いようです。これはリング本来の作用に、黄体ホルモンというピルに似た成分が入っている構造になっている為、ピルとリングの良いとこ取りをしているからです。  このピルに入っている黄体ホルモンは子宮の中にある子宮内膜を薄くする作用がある事から、子宮筋腫や子宮内膜症で月経過多の人の治療にも有効と考えられ、治療にも使用されています。またこのミレーナは治療目的のためだと保険が効き、費用は1万円位で一般の避妊リングに比べて抑えられています。  ただ若干の欠点も考えられています。なれるまで出血がある人がいること。 子宮の大きさや形によっては脱出してしまう事がある等のようです。  どんなリング?と考えている人は医者とよく相談してみると良いでしょう。

5日以内なら効果のある緊急避妊ピル—日本にはまだありませんが—

現在緊急避妊ピル(アフター・ピル)は、性行為後72時間以内なら効果があるとされています(早ければ早い程良いというデータもあります)。 しかし世界では現在アフターピルとして120時間後(5日後)でも効果がある薬剤が使用されています。 これは卵巣から出るプロゲステロンというホルモンを受けとる部分をコントロールする薬剤で、この薬剤を内服する事で排卵を抑えたり、遅らせる事が出来、そのために緊急の避妊に役立つそうです。 さてこの薬剤がどの程度効果があるかという調査が最近ありました(OB-GY、2010、3)。 この薬剤を内服して妊娠した人は2.1%だったそうです。 (既に現在日本で用いられている緊急避妊ピルは約3%の人が妊娠するというのが公の調査結果です。) 時間別にみてみると、服用した時間が、 48〜72  時間で 2.3% 72〜96  時間で 2.1% 96〜120 時間で 1.3% の人が妊娠するとの事でした。この効果は大きいと考えられます。 ただこの薬剤は、日本では使用されていません。早くに日本でも普通に使う事が出来るようになると良いですね。

救急避妊ピルの効果(97%か75%か)

 救急避妊法として、日本ではプラノバールというホルモン剤を性行為後72時間以内に2錠、その12時間後2錠内服する方法が普通です。 この薬剤の効果については実は考えておかなければならない大切な事があります。 救急避妊法としての効果は約97%と考えられています。 しかしこの確率は、多分妊娠しないだろうけれど、念のために内服しておこうという人も含んだものです。  日本家族計画協会・同クリニック院長北村邦夫先生の豊富なデータによると、 最も妊娠しやすい時期ー排卵時期ーのこの薬剤の効果は75%位と考えた方が良いとされています。 救急避妊ピルを希望される人は、妊娠しやすい時期に避妊に失敗した人が多いと考えられます。このため避妊ピルを内服しても、生理の遅れには十分注意が必要です。

アフターピルってどこでもらえるのでしょうか。手軽に手に入るものでしょうか。また高価なお薬でしょうか。

アフターピル(After morning pill)とも言います。避妊に失敗した時、72時間以内に内服すると避妊効果があるお薬です。 有効率は約75%と考えられています。100%効果がある訳ではありませんから、これがあるからと言って過信しないようにしましょう。 お薬は、もともと中用量ピルや、月経不順、不正出血等に用いられていたホルモン剤です。だいたいどこの産婦人科でも処方してもらえるのが普通です。 費用は自費ですので施設(病院)によって様々です。予めお薬を出してくれるか、費用はどの位か聞いておきましょう。

日頃服用している薬剤の中にピルの効果を抑える作用が…

今ピルを飲んでいます。仕事が忙しく少し気持ちが不安定になった為、心療内科を受診した所、安定剤を飲んだ方が良いと言われお薬をもらいました。 その際先生に、ピルの効果が悪くなる事があるから気をつけるように言われました。 どんなお薬がピルの効果を下げる可能性があるのでしょうか。 答 確かにうつ症状に使う薬剤には、ピルの効果を抑える作用がある時があります。 ピルを飲んでいたのに妊娠した、という時には他の薬剤を服用していたためという時もありますから注意しましょう。 この他意外と抗生物質や抗真菌剤の一部に要注意の薬剤があります。 1. ペニシリン系薬剤 2. テトラサイクリン系薬剤(たまにニキビの時に使う時があります。) 3. 一部の抗真菌剤 4. 副腎皮質ホルモン剤   などです

コンドームはタンスに入れておいてはダメ?

コンドームは使い易さという事を考えて、薄く作られています。その意味ではとても繊細な製品と言えます。 使用期限を過ぎた製品は劣化している可能性があるため気をつけなければなりません。 確実な避妊のためには使用期限を過ぎたコンドームは使用しない方が良いでしょう。 また保管場所にも気をつけた方が良いと考えられています。 タンスの中は、時に防虫剤が入っている事があります。 防虫剤はゴムを傷める可能性があり、コンドームの本来の働きに影響を与える事があります。 コンドームって意外とデリケートですね。

緊急避妊ピルと母乳

授乳中に緊急避妊ピルが必要な時があります。 大ていは授乳中は生理が来ません。生理がないという事は排卵もなく、妊娠する可能性は無いと考えられます。 しかし授乳中生理があり、排卵が起こる時があります。 また稀ですが、突然排卵があって妊娠する可能性が出る事もあります。 避妊に関して万全を図りたい女性が、授乳中に緊急避妊ピルを希望される事があります。 この際母乳中に出るホルモン剤がどの程度かが問題となります。 ピル内服後約8時間は血液中や母乳中のホルモン濃度が高くなる事が知られています。だいたい薬剤使用後24時間位経つと血液や母乳中のホルモンが極めて低い値になります。 このため緊急避妊ピル内服開始直後から、終了24時間までは授乳を避けた方が無難と考えられています。

改めてコンドームの使い方に注意を!

コンドームをきちんと装着していても、妊娠する確率は約15%と考えられています。 コンドームは避妊の目的の他、性病の予防にもなります。 装着するとなると「きちんと」本来の目的が果たせる様に使用されなければなりません。そこでもう1度確認しておきましょう。 使用するタイミングが大切です。勃起したらすぐ装着するようにしましょう。 射精された後は速やかに外しましょう。外す時に精子がもれないように気をつけましょう。 再度セックスがつづく時は、その度に新しいコンドームにしましょう。 また失敗したかなっと思ったら、出来るだけ早く(72時間以内)に産婦人科を受診し、アフターピルを処方してもらう事を考えてみましょう。

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