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やせ

女性科に来院される人で、特に若い女性に体重を気にされている人がかなり多いようです。

やせすぎより小太りの方が長生き?−高齢者では−

 高齢者では、あまりやせすぎだと認知症が起こり易い、寿命にも関係すると言われています。 やや小太りの方が長生きするという調査も多いようです。  最近も70−75才の人達を対象にして、体重が少い人達と多い人達とで体重による死亡率に差が出るか、検討したデータが出ていました(オーストラリアの研究グループ) その結果 1 BMI低体重グループ(BMI18.5未満) 2 BMI正常体重グループ(BMI18.5-24.9) 3 BMI過体重グループ(BMI25.0-29.9) 4 BMI肥満グループ(BMI30以上) に分けて検討した所、死亡率が最も低いのは3の過体重群の人達だったそうです。 そのリスクは13%低かったとの事です。 因みに肥満群の人は、正常体重群の人達と死亡のリスクは同じだったそうです。  もう1つ興味深いのは、高齢の女性では座っている事の多い女性は、身体を動かす女性に比べて、死亡のリスクは2倍高かったそうです。 身体が動けば、身体を動かし運動をする事が大切のようです。 ※BMI=体重(㎏)÷身長(m)×身長(m)

なぜ今体重の事に悩まれる人が多いのでしょうか。

やせ 女性科に来院される人で、メインの症状ではないにしても、体重を気にされている人がかなり多い事は事実です。特に若い女性にその傾向があるようです。 でも調べてみるとその殆どの人は正常の範囲内に入っています。 なぜ今体重の事に悩まれる人が多いのでしょうか。 1. ダイエットに関する情報が多いせいでしょうか。 2. 日常の食品の中で、肥満になり易いものが溢れているからでしょうか。 3. 仕事を含む社会生活ではストレスが多く、これが食生活に影響を与えているのでしょうか。 体重が減るという事は、実は女性にとってハンディになる事が起こる時もあります。 例えば月経不順、不正出血、無月経 など 日本産科婦人科学会の研究では、初潮が18歳以下の人で、その後無月経になった人では、43.6%が食事(減食)が原因だとされています。 ■自分の今の体重が普通なのか、改善が必要な状態なのか正しい情報を知っておきましょう。 標準の体重とはどの程度かは 肥満の項目  BMIを参考にして下さい。 BMIの値が25以上の時に始めて肥満と判断されます。 BMIより −10%以内であればまだ正常の範囲内と考えられるでしょう。 • 10%以下になったら注意が必要です。 • 20%以下になると実際の問題が出てくる時があります。

体重が減少する原因はいろいろあります。

1. 消化器系統の病気 例えば胃、十二指腸潰瘍、クローン病、慢性胃炎など。 2. ホルモンの異常 甲状腺機能の異常、糖尿病 など。 3. 感染症 例えば意外と結核、膠原病 など。 4. 薬剤 甲状腺ホルモン剤、下剤、覚醒剤 など。 5. 精神的な要素 神経性食欲不振症 うつ状態 ストレスの蓄積 など。 これらのうち1〜4までは、それぞれ専門の医師とのお話が大切です。 また一方で原因が分かれば、その対策を考える事も可能です。

精神的な要素については本人と家族の自覚が大切です。

1.神経性食思不振症 最初はダイエットがきっかけの事が多いようです。 しかしこれが極端にすすむのは、ダイエットを止めて、「今後体重が増えるのではないかという恐怖心」が先立つからだという考えがあります。 当初月経不順 → 無月経という形をとるため婦人科を最初に受診する事があります。 また周囲の家族の方が気がつく事が多いため、家族の人が本人を説得し、病院に行く事が多いようです。 この様な時は本人が嫌がる時もあります。しかし病院の受診はとても大切です。 治療の前に、他の病気がないか、また既に身体に何か悪い影響が出ていないか調べる事があります。 治療が必要と判断された時は、程度にもよりますが、入院をすすめられる時があります。 その際は家族の方と心を合わせての治療が必要になります。 入院の際は内分泌を専門にする内科か、心療内科になる事が多いようです。いずれにせよ専門の医師がいる所での治療が大切です。 2.うつ状態 症状によりますが、主に心療内科、メンタルクリニック、神経科などの治療をうける事になるでしょう。 最近は治療効果の高い薬剤があり、症状の改善が見込まれます。しかし早期の治療と、根気よい通院が必要でしょう。 3.ストレスの蓄積など 最近このタイプの方が増えているようです。 症状によっては、うつ症状の最初の症状として出る事があります。 しかし背景にあるストレスが解消されなければ、なかなか改善しない時があります。 仕事のストレス、育児、学校の勉強、部活 など。

ダイエットについてアドバイスを

私はダイエットを始めようと思っています。 ダイエットをしたお友達は、きれいになったり、スタイルが良くなったりして、自分に自信がもてるようになったと言っています。 でもダイエットのしすぎでいろいろな副作用があったという話もあります。副作用ってどんな事があるのでしょうか。 答 ダイエットを試みようという方にはいろいろな動機が考えられます。 ダイエットをした方が良い医学的理由がある時 より美しいプロポーションをつくりあげたいと思う時 周囲にダイエットをしている人がいて私も何となく テレビや通販の宣伝を見てその気になった その他 このようにダイエットを開始する動機も様々です。 またその方法もいろいろあります。しかしダイエットはあくまで科学的なルールにのって行わなければなりません。 つまり①医師、②あるいは専門的な知識や経験をもった人のアドバイスをうけながら行った方が良いという事です。 ダイエットの影響は人間の身体のいろいろな所に影響が出る可能性があります。 それは良い方向に向く時も悪い方に向く時もあります。 適切な目標をつくり 適切な方法で 適切な期間に 適切なカロリーをとりながら が大事なポイントでしょう。 仮に何らかの異常が出た時は、そのダイエットは身体に決してメリットがある事ではないと言えます。 この時は自分の身体から出た気をつけてというサインととりましょう。 では女性にはどんな異常が出る事があるでしょうか。 体重が異常にやせる→るいそう状態(骨と皮だけになる様な状態)になる時もあります。 月経不順→極端な時は無月経になる時があり、治療に時間がかかる時があります。 低体温 血圧の下降 精神的な落ち込み 物を食べる時の恐怖 ダイエットは止めるタイミングも大切です。 予め目標値が決まっていて、目標値までいったら、そこで止めましょう。 周囲の人のアドバイスにも耳を傾けましょう。 少し過度ではないか  等 月経不順が大切な身体のバロメーターです。 月経不順が少しでも出たらダイエットの黄信号です。 もし身体に何らかの変調が出たら専門医を受診しましょう。 ・婦人科 ・内科 ・心療内科の時もあります。

男性も神経性食思不振症になる?

友人のお嬢さんが神経性食思不振症になり、治療に苦労した話を聞きました。 実は息子も友人に聞いた様な症状があります。体重も減っているようです。 この病気は男性もなる可能性はあるのでしょうか? 答 神経性食思不振症は男性にもあります。 だいたいこの病気全体の5%は男性に起こると考えられています。 この病気のきっかけは、ダイエットが多いと考えられています。 おかしいと思ったら早目の医師との相談をおすすめします。

やせの基準は?

娘がダイエットをして体重が減っているように思えます。親が言ってもなかなか言う事を聞きません。 だいたいどの位が「やせ」の基準なのでしょうか。娘に話をしたいと思っています。 答 標準体重に対して体重が10%〜20%減った状態を体重減少。 20%以上減った場合をやせ(るいそうとも言います)と言います。 標準体重は 身長(m)2×22 で表します。 例えば 身長155㎝の人であれば  1.55×1.55×22=52.8で、52.8kgが標準体重です。

やせすぎのときの症状は?

やせすぎの時に体重の減少の他に何か症状が出る時がありますか。 答 体重減少が起こる他、次のような症状が出る事があります。 体温が低い 血圧が低い 徐脈(脈拍数が少ない) うぶ毛が生える むくみが出る時があります。 生理不順になる。 月経が止まる 不正出血がつづく 活動が活発になる時がある。 食生活に異常が出る時がある。食べない、過食、隠れ食い 正常な判断が出来にくくなる時がある など。

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