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肥満

自分が肥満あるいは肥満気味と思っても、ではどの位肥満なのかは分からない事があります。

今肥満の薬剤が開発中だそうです。

現在肥満対策にはいろいろな方法が考えられていますが、内服する事で肥満対策になる薬剤が考えられています。 実際に使えるようになれば、肥満の人には朗報ですね。 脳の中のカンナビノイドという物質を受け入れる所を抑えると食欲が落ちて減量出来るという事です。 現在外国で希望者を募って、効果と副作用の研究が進んでいるようです。

大気の汚染は血圧上昇の原因になる 特に肥満の人は注意が必要

 肥満のある人はメタボリック症候群と言われる病気になる可能性が高い事が知られています。 肥満と高血圧、肥満と糖尿病、そして脳血管や心臓血管の異常などです。  さて血管の病気の引き金の1つになるのは、血圧の問題です。 最近も実際に大気中の汚染物質の多い所−具体的には粒径2.5㎛(μは0.001ミリメートル)以下の微粒子が沢山ある場所で生活している人は、高血圧になり易いというデータが出ています。 これらの微粒子が出る所は、重工業の工場の多い所、交通の混雑のはげしい所等と言われています。  日本でもかつて公害と言われ、喘息などの症状が出てくる事で有名でしたが、持って生まれた遺伝的素因、体格や食生活、運動、などが関係すると考えられていた高血圧に、大気の汚染も気をつけなければならない要因になる可能性があります。 特に肥満のある人は、この影響をうける可能性が大きいそうです。 御注意を。

肥満度が高くなるとリスクが増えるがんがあります

 身体の肥満度を計測するBMIという値があります。 BMI=体重(㎏)÷身長(m)×身長(m) このBMIの値が高くなるにつれて肥満度が高くなるという事になります。 ところでこのBMIが高い人は、ある種のがんになる率が高い事が知られています。   例えば、乳がん、子宮体がん等。  最近の研究では、もしBMIが5以上上昇したら発生する確率の高いがんがあるという事が分かりました。 男性では… ・食道がん(食道がんのうち腺がん) ・結腸がん ・腎臓がん ・他に直腸がんも関係があるらしいそうです。 女性では… ・子宮体がん ・胆のうがん ・食道がん(腺がん) ・腎臓がん ・他に閉経後の乳がん、膵臓がん、甲状腺がん、結腸がんが関係ありそうとの事です。  BMIは最近のメタボ対策でよく知られるようになりましたが、コントロールが十分だとがん予防という面でも大きな効果を及ぼすようです。

肥満は流行する時がある? (肥満は感染症の時があるかも)

 全部の肥満があてはまる訳ではありませんが、肥満の一部は感染する可能性があるとの研究があります。 肥満は食事や運動が関係する事は言うまでもありません。 またどうやら肥満の一部は遺伝子(肥満遺伝子)が関係しているだろうという研究も進んでいます。 最近肥満の一部にウイルスによる感染症の時もあるのではないかという研究も発表されました。  これはアデノウイルスというウイルスですが(アデノウイルスといっても幾つも種類があります。そのうちの1つだそうです)、このウイルスに感染すると体脂肪が増加して肥満になるのだとか。 現在ワクチンも考えられているそうですから、この感染症による肥満の人にとっては朗報でしょう。

少し体重があった方が長生き? 肥りすぎは注意ですが…。

 肥満すぎない過体重は、体重が少な過ぎる人や肥満の人に比べて長生きするという医学的調査があります。 もともと少し小太りの人の方が長生きするのではないかという研究がありました。 最近の調査ではこの様なデータが多く見られるようです。  もちろん肥満が強度の人は問題ですが、低体重すぎる事も好ましい事ではなさそうです。  肥満ではない過体重の人は、がん、心血管系の病気になる確率が低くなるそうです。 またアルツハイマー病、パーキンソン病や、何らかの感染症になる可能性も低くなるそうです。  では、実際にはどの位の体重だと良いと考えられているのでしょうか。  今の所BMI 25-30の間が適切ではないだろうかと言う事です。 ※BMI=体重(㎏)÷身長(m)×身長(m)  ただしこれにはいくつかの注意点があります。 1. 体重の多い人ほど、かかり易い病気があります。   例えば、糖尿病など。 2. 肥満のある人の方がかかり易いと思われる癌があります。   これは脂肪組織で作られる女性ホルモンが影響すると考えられています。   例えば、乳がん、子宮体がん、卵巣がん、大腸がん等 3. 以前から体重がやや多目だった人(多過すぎる時は別です)は、むしろ減量しない方が良いかも知れません。 4. しかし、こうした調査は時々結論が変わったり、時代とともに変化したりする事があります。ネットや新聞記事、マスコミの報道に紛らわされず、マイペースを守る事も大切かも知れません。

肥満は女性も男性も不妊の原因になるかも!

 不妊症の治療に通っている御夫婦で、女性が肥満の時は注意が必要と言われています。 例えば多のう胞性卵巣の人は排卵の異常がありますが、肥満や多毛を伴うとされています(勿も日本人の多のう胞性卵巣には肥満の人が少ないと言われていますが)。 しかし、これ以外でも女性の肥満は妊娠について条件が悪くなると考えられています。  しかし最近の考えでは、女性の肥満だけではなく、男性の肥満も不妊に関係があるとの調査もあります。男性のBMIが増えると不妊になる確率が2倍になるそうです。肥満の男性は性行為の数が少ない傾向があるという推測もあるのですが、精子そのものに悪い影響を与える可能性があるそうです。  赤ちゃんを希望していて、肥満のある男性、少し食事に気をつけ、運動をし妊娠出来るように頑張りましょう。

慢性心不全の人では肥っている人の方が死亡率が低い?

 慢性心不全の人は、いろいろな原因でおこります。 心不全ですから、やせている人の方が心臓の負担が少なく、死亡する割合が低くなるのではないかと考えられていました。 体重のコントロールも指導される事が多いようです。  最近興味ある研究が出てきました。 体の肥満度をみる指標にBMIがあります。 このBMIでみると、BMI値が高い人程、死亡率が低くなったそうです。 もちろん高度の肥満や過多で心不全になった人は別かも知れません。 しかし一般的に心不全の人の場合、心臓の保護作用が肥満の人の方が高い可能性があるのかも知れません。  なお心不全の治療薬は勿論必要となります。

肥満

自分が肥満あるいは肥満気味と思っても、ではどの位肥満なのかは分からない事があります。 また若い女性に多いのですが、自分は肥満気味だと思っていても、実は正常という事もあります。 正常の人がダイエットをする事で、かえって体調をくずす事があります。 ■肥満を気にしている方は、まず正常な体重とはどの程度なのか知っておきましょう。 肥満には目やすがあります。これを指標といいます。 1.BMI(Body Mass Indexの略です)    体重指数ともいいます。    体重(kg)÷身長(m)2    例えば体重52kg、身長156cmの人は     52÷1.56×1.56=52/1.56×1.56=22.6 になります。    この値が25以上の時は肥満と判定されます。    この値が40以上は高度肥満と考えられます。 2.簡単に判断するにはウエストサイズを見る方法もあります。この時、     男性85cm以上     女性90cm以上    は要注意です。 3.りんご型肥満と洋梨型肥満 御存知のように肥満には皮下脂肪型肥満と内臓型肥満があります。 ○皮下脂肪型肥満・・・洋梨型肥満     お尻や太ももなど下半身に脂肪が貯まる肥満です。     女性に多くみられます。     ヒップがウエストより太いタイプ ○内臓脂肪型肥満・・・りんご型肥満     お腹の中の内臓に脂肪が貯まる肥満です。     男性に多くみられます。     ウエストがヒップより太い。     健康に問題がおこるのはこちらのタイプと考えられています。

肥満だと具体的にどんな問題点があるのでしょうか

1.最も分かりやすいのは、30〜50代にかけてはBMI22付近の人の死亡率が最も低いと考えられている事です。これにはアメリカの保険会社のデーターの蓄積があります。 2.今話題の生活習慣病と関連が考えられています。     高脂血症、糖尿病、高血圧症などと密接な関係があります。 3.実際にいろいろな病気が起きやすくなる事があります。     狭心症、心筋梗塞、脳卒中     膝や腰椎など整形外科的な病気     月経不順、不妊症など婦人科的な病気     妊娠した時の難産、妊娠中毒症など

肥満を改善するために

1.まずなぜ肥満の改善が必要かよく理解する事が大切です。 2.減らす体重の目標を決めると良いでしょう。 大まかに言えば数ヶ月かけて5%位の体重を減らすなど。 医師との相談が必要な時があります。 3.体重を測定する習慣をつけると効果があります。 つい食べ過ぎたりすると、すぐ体重計に結果が出ます。 次の日の食事により注意を払うようになったりします。 4.食事が大切です。 低カロリーだけれど、バランスを考えて。 よくかんで食べると、食事量が減ります。 またゆっくりかむ事で脂肪が分解されやすくなるという利点もあります。 5.運動が大切です。 運動についての女性科医からのアドバイス 1. 習慣をつける事が大切です。 2. 目やすは少なくとも1回15〜20分位。毎日出来れば良いですが、週3回〜5回位でも結構です。 3. 有酸素運動と言って十分息が吸える程度の運動が良いとされています。 4. 年齢のいっている方は転倒せず安全なので、水中歩行などが望ましい運動と考えられています。 5. 何か他の病気(例えば高血圧症、心筋梗塞後など)を持っている人は医師とよく相談してから行いましょう。 6. 薬剤があります。 医師とよく相談の上、必要と判断された時は処方をうけましょう。

他の症状があった時は・・・女性科の立場から

1.月経不順があった時、体重が正常に近くに戻る程、月経が正常になります。 不妊相談に受診した肥満女性が、肥満の治療をしただけで妊娠される事も珍しくありません。 2.肥満と難産は関係があります。 • まず妊娠中の体重増加は、妊娠中の高血圧症の原因になる事があります。また予定日近くになっても赤ちゃんが標準に比べて大きくなれないという事もあります。 • 肥満の方は陣痛が来ても体力的に耐えられない時があります。 • 微弱陣痛になり、結果的に帝王切開になる確率が高くなるという研究もあります。 • お産後、体重減少がおこりにくい人は、引き続き生活習慣症になりやすくなる時があります。 3.しかし体重を減らそうと過度になる時もあります。 急激に体重が減り過ぎたりしたら却って女性ホルモンの効きに影響が出る時もあります。 周囲の人のアドバイスにも耳を傾けましょう。

小児にもメタボリック症候群の基準が出来ました。

最近小児に肥満が目立つという見方があります。また成人のメタボリック症候群が若い頃から始まっている可能性があります。 このため厚生労働省の研究班から、小児のメタボリック症候群の基準が出されました。 対象は6〜15才の小児です。 その基準は 「1があり、2〜4のうち2項目を有する場合小児のメタボリック症候群と診断する」という事だそうです。 1.腹囲 80cm以上 小学生では腹囲75cm以上 2.中性脂肪 かつ/または HDLコレステロール 120(mg/dl)以上 40(mg/dl)未満 3.最高血圧 かつ/または 最低血圧 125(mm Hg)以上 70(mm Hg)以上 4.空腹時の血糖 100(mg/dl)以上 但し身長により若干の補正がある時があります。

改めてメタボリック症候群について

最近よくメタボリック症候群という言葉を聞きます。女性の場合ウエストが90cm以上が要注意という事は聞いた事がありますが、改めて教えて下さい。 答 心臓や脳を含めた血管系の病気、例えば心筋梗塞や、脳梗塞は内臓脂肪の蓄積と関係があるとの考えから、メタボリックシンドローム(症候群)の診断基準が発表されました。 1つは、病気との関連性 1つは、その分かり易さから大センセーションを起こし、最近はその考えが一般的になっています。 現在日本の成人のうち1300万人がメタボリックシンドロームと考えられ、予備軍は1400万人位と言われています。合計すると約2700万人という多さです。 メタボリックシンドロームとは  1.ウエストが女性で90cm以上、男性で85cm以上に加え、  2.血圧、脂質(コレステロール値など)、血糖値のうち2つ以上に異常値があった時を言います。 一度大きくなったウエストは、なかなか元に戻す事はむずかしいと考えられがちですが、ウエストが太くなるのは、食事のカロリーが多い事と、運動が足りないという事に尽きます。 実際、これを機会に食事と運動に気をつかった人は、ウエストがだんだん細くなる実績があります。 一度試してみる価値はあると思われます。

メタボリック症候群と漢方

私の父は典型的なメタボリック症候群のようです。 母を含めていろいろ注意しているのですが、なかなか言う事を聞きません。 友人の話では漢方が効くと言う事ですが、本当ですか。 メタボリック症候群の改善には、本人の自覚が第一です。 1.食事 2.運動がまず必要で、何か薬剤で改善させようというのは少し無理があるかも知れません。 例えば、糖尿病とその将来の予備軍で約2,000万人、高血圧症で約3,000万人と言われています。 これらの人々が何らかの自覚がなければ良くはならないでしょう。 将来の健康に備えて少しずつでも改善させる事が大切です。 ただあえて言えば、幾つかの漢方薬がメタボリック症候群の予防に用いられています。 例えば柴胡加竜骨牡蠣湯は、動脈硬化予防として効果があると考えられています。 桂枝茯苓丸という薬剤も有効と考えられています。 漢方薬については、本人の体力も関係します。薬剤の選択については主治医とよく相談する事が必要です。

肥満を予防する事と運動する事はどちらが身体によいか。

メタボリック症候群の予防に 肥満にならない。 運動をする事が大切 と書いてあります。どちらがより重要でしょうか。 またもし肥満気味の時は運動する事は効果があるでしょうか。 答 〔A〕女性の高血圧、心臓病、糖尿病などいわばメタボリック症候群の予防には 1つは体重が増えすぎないようにする肥満予防が大切です。 (BMIが目安になります—BMIについては前の説明をごらん下さい) もう1つは運動です。 これに加えて喫煙習慣なども注意事項に入りますね。 〔B〕では例えば心臓病を例にとると、肥満と運動を比較すると、どちらが心臓病予防に効果があるでしょうか。 これは肥満を予防する方が効果があると考えられています。 仮に体重が適正だが運動不足の人と、運動をしているが体重が増え過ぎている人を比較すると前者の方が病気になる比率が少ない事が分かっています。 〔C〕しかし肥満のある人は、運動してもあまり効果がないかと考えますと、決してそうではありません。 運動する事はとても効果がある事が分かっています。もし適度な運動を行えば、脳や心臓などの血管の病気の予防に大きな効果があります。 適度な運動については前の方のページをごらん下さい。 〔D〕運動をやられた上で、次に適正な体重に戻れるような体重の管理を行いましょう。 〔E〕但し若い女性で食事を極端に制限し、異常な体重減少、生理不順になるような事は避けなければいけません。

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