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糖尿病

血液中の糖分が高いまま続き、腎臓、網膜、神経等に障害を起こす病気です。

緑葉野菜は2型糖尿病予防に良い

糖尿病は先進国では、どこの国でも増えてきている様です。もち論日本も例外ではありません。食生活等で年齢が進んでから出てくる2型糖尿病の人が増えています。 家族に糖尿病のある方、今の食生活はまずいかなと思っている人は要注意です。 さて最近の専門誌では、緑葉野菜を十分にとると、糖尿病を予防出来るのではないかとの研究結果が出ていました。(BMJ) イギリスの大学からのデータでしたが、1日1.35皿の緑葉野菜を食べている人は、0.2皿しか食べていない人に比べて、2型糖尿病になる危険率が14%低下するとの事です。 因にイギリスでは国が推奨するのは1日5皿以上の果物や野菜を摂る事だそうです。 ただしイギリス人の62%は3皿未満だという事ですから、いくら国が勧めても、なかなかうまくはいかないという事でしょう。 果物や野菜を十分に摂る事は、糖尿病だけでなく、他の病気の予防にもなります(例えば心臓病など)。 緑葉野菜を食事に取り入れる事は大変に良い事でしょう。 但し緑葉野菜をもっと沢山食べると危険率がもっと減るか、具体的にどんな野菜が良いのか等は言及されていないようです。 研究がもっと進み、さらに具体的なデータが出る事が期待されます。

糖尿病やその予備軍の人には地中海食が良いかも?

 地中海食が今、話題になっています。 例えば糖尿病の人では、その症状に応じて、摂取するエネルギーの制限が大切になります。主に炭水化物や脂肪の制限がすすめられています。しかし難点は、それを継続する事です。 加えて適切な食事のコントロールをしなければ、却って健康を害する可能性がある事も知られています。 例えば食物繊維や微量な栄養素や抗酸化物質(がんや心臓病の予防になると考えられています)が不足する可能性があるとも考えられています。 場合によっては、食事内容(低炭水化物、高蛋白食)によっては逆に動脈硬化を起す事も知られています。  そこで最近注目されているのは、地中海食です。地中海食には、炭水化物、脂肪、蛋白質が適切に配合されているからです。 これは地中海食にオリーブ油が沢山含まれている事と関係がありそうです。  オリーブ油は一価の不飽和脂肪酸です。 これは、低脂肪食より体重減少に効果があるそうで、オリーブ油を十分使用する事は、炭水化物や脂肪を制限するより効果があるとの事です。  しかしオリーブ油を使った食事に日本人が完全に馴染めるかは問題がありそうです。 まずはパンを食べる時に、バターの代りにオリーブ油を使う(イタリア式)とか。 いろいろな食事の工夫を楽しんではいかがでしょうか。

糖尿病の方:運動はお薬と同じ効果

 糖尿病の人は、糖尿病でない人に比べると心臓血管の病気(狭心症や心筋梗塞)になる可能性が高くなったり、早期死亡の確率が高くなるというデータがあるそうです。 それを予防するために、糖尿病の人には、よく運動する事がすすめられています。  最近活発な運動を行うと心臓血管の病気の再発率を下げ、死亡率を低下させることが出来るという調査結果が出ていました(Arch.Int.Med.2012)  この調査では糖尿病の方5,859人を対象にしています。 ①いろいろな運動を含めた総身体活動量 ②余暇時間の中の身体活動 ③歩行時間 を計測したそうです。  その結果、活動量が少ない人(非活動的な患者さん)と比べて、身体活動が中等度だった人は、  総死亡確率で約40%(38%)減り、  心血管の病気は約50%(49%)減ったそうです。 これが本当なら、糖尿病の方は医師やコメディルカルの人と相談の上、自分に適した運動を積極的にすべきでしょう。  これに関連した論文では、2型糖尿病の人で、死亡率を約40%も減らす事が出来る薬はなかなか無いそうです。運動する事は、いろいろな薬を組み合わせて治療するのに匹敵する位の治療法と言えるようです。  さらに日本人には、糖尿病の予備軍がたくさんいると考えられています。 こうした人達にとって、運動は糖尿病が発症するのを予防する効果があるでしょう。

毎日水分を多くとると糖尿病になりにくい

 毎日水を飲む量の少ない人は将来高血糖になるらしいというデータがあります。 水を沢山飲むと、血液が薄まり易くなって血糖が低くなるという単純な事ではない事は確かですが…。  9年間追跡し、毎日の水分摂取量の多い人と少ない人で、将来血糖に差が出ないかどうか調べたそうです。 その結果、調査対象3,615人の中で、9年間の間に565人に高血糖の人が見つかったそうです。 (ここでの高血糖とは空腹時血糖値が110mg/㎗以上の人、または糖尿病で治療中の人だという事です)。  これらを分析したところ、毎日の水分摂取量が0.5ℓ未満の人をコントロールとすると(1.00) 1日の水分量0.5〜1.0ℓの人は高血糖になる率が0.68 1日の水分量1.0ℓ以上の人は高血糖になる率が0.79 という結果が出たそうです。 つまり水分摂取量の多い人の方が、高血糖になりにくかったとの事です。  さて考えられるその理由ですが、水分の摂取とホルモンが関係するらしいとの事です。 水分をとると、尿をコントロールするホルモンが働くのだそうですが(抗利尿ホルモンといいます) このホルモンと糖尿病のリスクが関係あるのだそうです。 さらなる調査がつづく事が望まれます。(Rousselら、Diabetes Care 2011)。

たった1回の運動でも糖尿病の予防効果が…。

 有酸素運動という言葉を知っておられると思います。代表的なのは、うっすらと汗をかく程度に歩く事です。  この有酸素運動が糖尿病の改善に良いそうです。その理由は次の通りです。 実は運動を行うと、肥満した人では、身体の中のインシュリン(血糖を下げるホルモン)が働きやすくなる→インシュリンの効果が高まる→糖尿病に良い、という考えがあるそうです。  このインシュリンの効果が上げるのは、たった1回の運動(有酸素運動)でも認められるそうです。 しかし、実際に1回あたりどの位の時間、運動すると良いか、あるいはどれだけの期間運動をすると、どの程度糖尿病が良くなるか等については現在研究中のようです。  現在糖尿病と言われている人、予備軍の人、糖尿病になりたくない人、肥満気味の人、とにかく歩け歩けが良いようです。

糖尿病と尿酸値

 健康診断をうけると、糖尿病とは言えないけれど、血糖値がやや高めで、尿酸値も限界に近い、という人が結構います。 こういう人は注意が必要かも知れないというお話です。  最近の研究で尿酸の値とⅡ型糖尿病の関係が注目されてきています。 尿酸値が高いと言うと痛風をまず考えます。 痛風は、足の親指の関節が腫れ、猛烈に痛くなる病気です。 重症になると腎臓に影響が出て、腎不全になる事もありますが、最近は心臓や脳の血管に異常が出る人もいて、注意が必要な病気の1つです。 尿酸の正常値は男性では6.8㎎/㎗以下、女性では5.8㎎/㎗以下です。  ところで最近42,834人を対象にして調べた所(平均年齢41−63歳)、調査期間中にⅡ型糖尿病になった人が3,305人いたそうです。 その中で、尿酸値が上がると、血糖値が上がる傾向があったそうです。 つまり尿酸値が高くなるにつれて、糖尿病になる可能性が高くなるという事になります。 両方とも食生活が関係する病気です。関連があってもおかしくはないかも知れません。  さらに次のような調査結果もあります。 Ⅱ型糖尿病の人を追跡調査をして、最終的に死亡した人の中で、何が死亡の危険因子になったかの調査です。  その結果では、例えば、年齢や性、糖尿病にかかっていた期間、喫煙、高血圧、コレステロール、HbA1c値等々は、糖尿病に伴う心臓血管が原因による死亡と関連があったそうです。 例えば、高齢である程、喫煙する程、高血圧のある人程などです。しかしこれらの要素は糖尿病があっても他の病気による死亡とは関連性がなかったそうです。  ところが血液中の尿酸値が上がった人は、糖尿病に伴う心臓血管による死亡と関連があったばかりではなく、他の病気を含む全死亡とも関連があったそうでs。 つまりⅡ型糖尿病の人で尿酸値が上がる人は要注意という事になります。  つまり糖尿病の予備軍の人も、糖尿病の人も尿酸の値が上がらないように注意が必要という事になるのでしょうか。 食生活が大事という事を意味するのかも知れません。

治療をうけていない糖尿病の人が体重を減らすと…。

 日本では糖尿病の人が増えており、現在も多くの人が悩んでいます。 それだけではありません。高齢化とともに、将来はもっと多くの問題が起る事も予測されています。  さて糖尿病はきちんと治療しなければ、少しづつ進行する可能性があります。 糖尿病の治療については、その管理体制が整ってきているのですから、糖尿病の人またその予備軍と言われた人は、しっかり管理を受ける必要があります。  ところで最近、薬を用いていない糖尿病の人では、体重を減らした人の方が危険という調査が出ています。 例えばBMI30〜35のグループの人に比べると、 BMI22未満の人は約3倍死亡率が高く、 BMI22〜25でも1.88倍死亡率が高かったそうです。  さらに1%体重が減る毎に、総死亡(糖尿病以外の病気を含めての死亡数)のリスクが、1.15倍高くなるという推測もあります。 但し、一方で体重を増やせば、生存率が上るという結果もありませんでした。  なお、このデーターはあくまで薬を用いていない人という前提があります。糖尿病は医師の管理が大切である事は言うまでもありません。 BMI=体重(Kg)÷身長×身長(m)

糖尿病ってどんな病気

糖尿病というのは、血液中の糖分が高いままつづいて、腎臓や網膜あるいは神経などに障害を起こす病気をいいます。 原因は膵臓から出てくる血糖をコントロールするインシュリンというホルモンが十分に出ないか、ホルモンが出ていても、ホルモンとしての働きが十分に出来ない状態になっている事が考えられます。 この糖尿病の人が最近だんだん増えてきています。現在の所2010年には日本人の糖尿病の推定の患者さんが1000万人をこえると考えられています。 しかしこれだけではありません。現在の時点で糖尿病とは言えないものの、可能性があると考えられる人が(耐糖能が異常なグループといいます)、さらに600万人以上いると考えられています。 これらのグループの人達を加えると、将来約2000万人の人がいわば糖尿病か、その予備群となる計算になります。 まさに国民病と言えますね。 さてこの糖尿病は、当初は何か特別な症状が出る事が少ない為、病院を受診していない人も多いと考えられています。 さらに糖尿病が強く疑われる人でも約50%の人しか病院を受診していないのではないかと考えられています。 その意味では少なくとも年に1回は血糖を始め糖尿病に関する検査を受けておく事は大切ですね。

糖尿病の検査をうけておいた方がいい人

糖尿病やその予備群と考えられる人が意外と多い訳ですから、この病気は他人事ではありません。疑いがあれば早期発見に努めるべきでしょう。 ではどんな人が検査をうけるべきなのでしょうか。 1. 何はともあれ、1年に1回の血液検査をうける事をおすすめします。 2. 家族に糖尿病のある人は検査をうけておきましょう。 祖父、祖母位まで遡って 3. 肥満の人、あるいは逆に急に体重が減ってきた人 4. 口渇や水分をたくさん摂るようになった人 5. 妊娠中に尿に糖が出ていると言われた事のある人 6. 4kg以上の大きな赤ちゃんを産んだ事のある人 7. 外陰部に広い範囲にわたりカンジダ症が広がっている人 8. その他 糖尿病の症状が疑われる場合。

糖尿病はどのように診断されるのでしょうか。

■血液検査で次の3つの項目の1つに当てはまると、糖尿病と診断されます。 (日本糖尿病学会) 1. 随時血糖    200㎎/dl以上 食事に関係なく採血をした時 2. 空腹時血糖   126㎎/dl以上 3. 75gGTTにて   2時間値 200㎎/dl以上 GTTとは食事をしないで血糖を測定した後、75gの砂糖水を飲んで2時間後に血糖を測る検査の事です。 ⇒ この検査を別の日に行って1〜3のどれかが出たら糖尿病と診断されます。(1回だけでなく2回検査をうける所に意味があります。) ■糖尿病の検査では正常型、境界型、糖尿病型の3つに分かれます。 正常型  空腹時血糖が110㎎/dl以下で75gGTT 2時間値が140㎎/dl以下の人    境界型  正常型でも糖尿病型でない人                     糖尿病型  上記の通り                             ■75gGTTの検査の時、砂糖水を飲んで30分後、60分後の血糖を測る場合、また血糖をコントロールするホルモンである血中インシュリンを測る場合があります。 この事で糖尿病がより詳しく分かる他、将来の糖尿病の可能性が分かると考えられています。 ■ヘモグロビンA1c(HbA1c)をいう値も診断に有効です。 1. HbA1c 6.5以上 糖尿病と考えられる 2. HbA1c 6.1以上 糖尿病が強く疑われる 3. HbA1c 5.5以上 糖尿病が否定できない

糖尿病には2つのタイプがあります。

1. Ⅰ型糖尿病 血糖をコントロールする膵臓のインシュリンというホルモンを出す部位が破壊されて起こる糖尿病をいいます。この原因は多くは自己免疫疾患と考えられており、さらにこの自己免疫疾患が起こるきっかけは何らかのウイルスの感染という考えがあります。 自己免疫疾患というのは、自分の身体で大事な働きをする部分を、間違って有害な部分と思って攻撃をし、その働きを抑えようとする病気を言います。 2. Ⅱ型糖尿病 遺伝的要素が考えられ家族性に起こるタイプです。 インシュリンの分泌が低くなったり、インシュリンが働く目的の臓器がインシュリンの働きを受け入れない(感受性の低下といいます)時に起こると考えられています。 両親のどちらか、祖父、祖母に糖尿病のある人は注意をした方が良いというのは、この事に由来します。 このタイプは遺伝性の素因の他、環境も関係しているらしく、肥満、運動不足、ストレスなどが関係する可能性があると考えられています。

糖尿病が進行するとどんな異常が考えられるでしょうか。

糖尿病は慢性に進行する病気です。 早期診断、早期治療が望まれる病気ですが、治療が不十分だとどんな異常が起こるのでしょうか。 糖尿病に伴って起こる異常は沢山考えられます。代表的なものを掲げておきましょう。 1.腎臓に影響が出る事があります。 腎臓の機能が悪くなり、人工透析が必要になる時があります。現在新たに透析が必要になって来た人の原因の第1位は糖尿病です。 当初の症状はむくみや尿の中に蛋白が出てくる等です。 糖尿病の方は、腎臓の働きに常に注意を払わなければいけません。 2.神経障害の症状 糖尿病の初期から症状が出る時があります。 • 手足のしびれ感等の感覚の異常 • こむら返り • 便秘・下痢 • 発汗の異常 • 顔面神経麻痺 など多様な症状があります。 3.目の異常 糖尿病が原因の目の障害が起こる事があります。 主に糖尿病網膜症と言う病気が起こる事が多いのですが、自覚的症状が目立たない時があります。 症状が進行すると失明する事もあります。現在中途失明の第1位は糖尿病が原因と考えられています。 目の症状としては、視力が落ちる、蚊がブンブン飛んでいる様な症状(飛蚊症)、目の前が霧の様になる、目がまぶしい、異物感などの症状が出ます。 目に関する症状も沢山あります。 4.高血圧 糖尿病の人は高血圧を伴っていることが多く、高血圧の症状が出る時があります。 逆に高血圧の人は、糖尿病のある人が多い事が分かっています。 5.高脂血症 高脂血症の症状が出る事もあります。生活習慣症として同じ生活環境から出る症状かも知れません。高脂血症の人も、そうではない人に比べ糖尿病が見つかる確率が高くなります。

糖尿病の治療

■糖尿病の治療については、糖尿病にかかった方の状態、どんなタイプの糖尿病か(Ⅰ型かⅡ型か)、合併する病気がないか等により異なります。 ■治療は主に 1. 食事療法 2. 運動療法 3. 薬剤療法 があります。それぞれ医師から適切なお話があります。 ■治療法 1.食事療法 a)糖尿病の治療の基本とも言える治療法です。 b)1日の総カロリーを相談しましょう。    1日何カロリーか c)栄養の配分も大切です。 d)規則正しい食事が大切です。(食べ方、時間、回数) e)アルコールやお菓子は医師と相談しましょう。    ※薬剤を使用している人は原則禁止です。 f)外食などはカロリーや内容に注意しましょう。 g)糖尿病の人のための多彩な内容の食品が出ています。これらを利用して楽しい食生活を考えましょう。 h)牛乳は大切な栄養が沢山入っています。1日200cc位がメドです。 i)果物には気をつけましょう。  何よりずっと続ける事が大切です。  2.運動療法 一般的には運動する事は糖尿病にとってはとても良い事です。 しかし、運動のメニューは症状の程度などによって個人差があります。予め医師とよく相談して自分に合った運動スタイルをとりましょう。 ここでは一般的なお話をする事にしましょう。 運動がどれ程糖尿病に良いか興味深い研究があります。1日のうち20分だけ運動をする習慣をつけておき、6年間経過をみてみると、明らかに運動をした人の方が糖尿病発生率が低いそうです。(Diabates care 1997) 1日の運動量が短くても効果があると言う事ですね。 a)運動療法が逆効果の人がいます。 関節や足腰を痛めている人は運動でかえって症状が悪化したり、糖尿病網膜症があると運動によりもっと視力が悪化したり、足の感覚の乏しい神経障害のある人は足の水ぶくれに気づかなかったりするため、糖尿病ならば誰でも運動療法が有効というわけではありません。 b)運動をすると次の点で糖尿病には良いと考えられています。 • 運動する事で、消費されるエネルギーが増え、症状の改善に結びつく可能性があります。 • 運動する事で、糖尿病をコントロールするインシュリンの効果が高まります。 c)運動は軽い運動から始め、少しずつ自分に合った運動量を決めましょう。また準備運動も大切です。 c´)運動は食後30分〜1時間後が適切です。食後の血糖が上昇している時期だからです。 d)散歩するだけで有効です。 他にラジオ体操、太極拳など、また糖尿病の程度によりジョギング等もすすめられる時があります。 e)年配の方も多い事から、プールでの水中歩行は大変良質な運動療法と考えられています。 f)運動療法とともに食事療法を加えるとさらに効果が上がると考えられています。 g)いろいろな病院や施設で糖尿病教室があります。糖尿病の方は、参加し病気について詳しい知識をもっておく事をおすすめします。 3.薬剤による治療 薬剤による治療は、何と言っても医師との相談が大切です。 治療法としては内服薬による方法と、インシュリンによる注射薬、その併用があります。 Ⅰ型糖尿病かⅡ型糖尿病かや、症状の程度に応じて薬剤がすすめられます。 a)経口剤 • いろいろな種類があります。 • 低血糖、体重増加、胃腸症状などの副作用がある事があります。医師からお話があるでしょう。 • アルコールや他の薬剤で効果が上昇する時と低下する時があります。      例  アルコール → 効果を増強する       女性ホルモン剤 → 効果を低下させる • 症状によっては早目にインシュリン注射をすすめられる事があります。 b)インシュリン注射 • 早くからインシュリン注射をすすめられる時があります。      例  Ⅰ型糖尿病         膵臓を全部切除した人         糖尿病が悪化した人         外科手術の時         妊娠している人、授乳している人         その他注射が必要な理由はたくさんあります。 • 経口剤による治療の効果が低くなった時にすすめられます。 • 注射にはいろいろなタイプがあります。 効果の面で見ると、 • 自己注射があります。 自己注射のタイミング、血糖測定など医師から詳しく説明があるでしょう。  超速効型   速効型   中間型   混合型   持続型 

糖尿病予防に野菜や果物が良さそう

糖尿病はその予防軍を含めると、近い将来日本の国民病になる可能性があると考えられております。  糖尿病の発病と食事の関係はよく知られていますが、最近の内科の研究(大人数の人を対象にした研究‐疫学的研究といいます)では、将来の糖尿病の発病と血液中のビタミンCが関係するだろうという説があります。 今の所分かっているのは 1. ビタミンCの主な供給先は野菜や果物であろうという事。 2. この野菜や果物は食べる量が少なくても有効であるらしい事。 3. 野菜や果物の量が増えるにつれて、予防効果が上るだろうという事です。  しかしこの研究では、野菜や果物、特に果物を食べる時期については言及されていません。朝に食べる果物は金、昼に食べる果物は銀、夜は好ましくないという食の伝統もあります。 野菜は別としても、もう少し詳しい研究が出てくる時期が来るでしょう。 なお既に糖尿病と言われている人は、食事について主治医との相談が第一になります。

テレビを長くみる子供は健康に良くないかも。- 特にⅠ型糖尿病の時は -

子供はテレビを見るより、遊んだり、運動する方がずっと身体に良い事は明らかでしょう。 最近はパソコンで遊んだり、テレビを見たりして外で運動しない事から、子供全体で見たら、肥満気味になったり、運動嫌いになったりする傾向があると言われております。  さて、今病気に悩んでいる子が、運動しなければ病気そのものに影響があるだろうという調査があります。 子供の時期から発症する糖尿病にⅠ型糖尿病という病気があります。このⅠ型糖尿病の子はテレビを見る時間が長い程、糖尿病のコントロールが悪くなる可能性があるそうです。 テレビを視聴する時間が長い程、糖尿病のコントロールの状態を表すHbA1cの値が悪いとの事とのデータがあります。 Ⅰ型糖尿病のお子さんを持たれているお母さんは、糖尿病のコントロールに苦労されている方が多いようです。テレビを見る時間のコントロールも大切なようです。

糖尿病予防について

日本人は糖尿病の人が多く、将来も増える可能性が高いそうですね。 糖尿病は遺伝の素因もあると聞きました。今のところ私は糖尿病と言われた事はありませんが、祖父が糖尿病だったそうです。 ただ最近体重が増え気味です。仕事が忙しく食事も不規則な事もあると思います。この状態はやはり注意しなければならないでしょうか。 答 糖尿病にはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型は幼児期から発症する事があり、Ⅱ型は40歳位をすぎてから発症する事が多いと考えられています。 Ⅰ型とⅡ型を比べるとⅡ型の人の方がはるかに多いと考えられています。 このⅡ型の人は遺伝の素因が関係すると考えられており、近親者に糖尿病のある人はやはり気をつけた方が良いでしょう。 またストレスは糖尿病を誘発する原因になり得ます。食事が不規則な事も同様です。やはり注意が必要ですね。 ただ遺伝的素因は大きなポイントですが、環境にはさらに気をつける事が大切です。 仕事が忙しくストレスがたまる。 食事が不規則 特に夜食を食べる 食事内容が偏る 運動不足になる 気がついたら肥満になっていたというのはいずれも要注意項目です。 気をつけていただきたい事は 仕事の内容を再チェックする 病気になっては元も子もありません。 食事内容の再チェックをしましょう。 多少仕事に影響が出ても規則的に仕事をとるようにしましょう。 夕食に時間をかけられると一番良いのですが……。 ・少量を少しずつ食べると満腹感が出る。 ・それが不可能な時は、食事の前に少し牛乳を飲む等、工夫する—満腹感が出て食事の量が少し減る。 ・満腹感が出るまで一気に食べないようにしましょう。 缶コーヒー等の糖分は意外と多いもの、注意しましょう。 運動をしましょう。 休日は散歩をするだけでも効果があります。 運動する事は比較的無理なく受け入れる事が出来ます。

これから日本人の糖尿病が増えるって本当?

最近日本人で糖尿病の人が増えていると聞きました。 また治療すべき人が中断しているとも聞きましたが本当ですか。 答 2002年で糖尿病治療中の人と、強く疑われる人が740万人いるそうです(HbA1cという値6.1%以上の人)。 糖尿病の症状が進むといろいろな症状が出る事があります。 ※詳しくは糖尿病の項目をごらん下さい。 例えば糖尿病は血管に異常が起こる病気です。血管が豊富な網膜や、腎臓に異常が起こると、失明や腎不全が起こる事があります。 ところが現在の統計では糖尿病の診断をうけた人の約50%が治療を中断しているそうです。 さらに将来糖尿病あるいはその予備軍になると考えられている人が2000万人いる計算だそうです。 将来糖尿病にならないための予防が大事ですね。 特に予備軍と言われる人達 また糖尿病と言われた人は、医師のアドバイスをよく聞いて病気を進行させないようにする事が必要です。

親が糖尿病だと子供に糖尿病が出る確率は?

親が糖尿病だと子供に糖尿病が出る確率は? Ⅱ型糖尿病は遺伝的素因が多いと聞きました。 仮に親が糖尿病だと、子供はどの位の確率で糖尿病になるものですか。 答 一般的には、 両親が糖尿病の時は  50%の確率で 片親が糖尿病の時は  30%の確率で 子供に糖尿病が出ると考えられています。

糖尿病は遺伝する?

糖尿病は遺伝すると言いますが、本当ですか。私は母が糖尿病でつらい思いをしていたのを憶えています。今の所血糖は正常です。 答 糖尿病のうちⅡ型糖尿病の人は、遺伝が関係すると考えられています。 御両親のうち、片方が糖尿病の方は子供が30%の確率で、双方とも糖尿病の方は50%の確率で糖尿病になると考えられています。 現在血糖が正常でも、時々調べておく事が大切です。 食事もバランスの良い食品をとり、肥満にならないように気をつける事、適度な運動を行う事も、将来の糖尿病の可能性を予防に有効です。 また他の生活習慣病の予防にも良いですね。

妊娠中の糖尿は高血圧と同様に一時的でも注意が必要?

女性にとって妊娠そのものは身体に負担がかかる事になります。時々妊娠中に尿に糖が出たり、高血圧になる人がいます。 最近これらの症状は将来の異常と関係がある可能性があるとの考えが出てきました。 妊娠中に高血圧になり、分娩後も高血圧のままという人がいます。こういう方は妊娠後の血圧の管理が必要な事はよく理解されています。 また最近妊娠中は血圧が高かったものの、分娩後正常に戻った人でも注意が必要な事が分かってきました。 この事は前の項で記載があります。 実はもう1つ妊娠中の尿糖の出現も同じような考えがあります。 妊娠中に尿に糖が出た人は、本来の糖尿病が隠れていないか、妊娠中に検査をうける事が普通です。 従来はこの検査で異常がなければ、妊娠の時に一時的に糖が出ただけ(腎臓の働きが一時的に悪くなっただけ)で心配は無いと考えられてきました。 しかし妊娠中に出た糖は将来の糖尿病や高血圧症の前ぶれになる事もあり、一応気をつけるようにしましょうという考えが最近出てきました。 妊娠中一時的に血圧が高くなったり、尿糖が出た事のある人は、お産が終って良くなっても安心せず、その後も定期的な健康診断をうけておいた方が良さそうです。

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