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うつ症状

ビタミンDは高齢者ではうつ症状の予防になるらしい

 ビタミンDの効果はいろいろ指摘されています。 最近高齢者のうつ病やうつ症状とビタミンDとの関係が話題になっています。  65〜95才の年令の人を対象にして調査をした所、うつ症状のある人は同じ年代でうつ症状のない人に比べて血液中のビタミンDの濃度が低かったそうです。(平均約14%)。  これはビタミンDが低いからうつ症状が出るのか、うつ症状のある人は何らかの原因でビタミンDの濃度が低くなる(例えばうつ症状の人は食欲が低下する事がある)かは分かりません。 またうつ症状が出つつある人に、ビタミンDを投与したら、うつ症状が改善したか等のデータはありません。    しかしビタミンDが十分に保たれる事は悪い事ではありません。身体の健康の他に精神の健康にも良いという事であれば、ビタミンDの豊富な食事をとる事は十分な意義があるでしょう。

うつ病と肥満 やっぱり運動は良い

 もともとうつ病と肥満は関係がありそうだという調査は幾つかありました。 うつ症状のある人が肥満になると、うつ症状が悪化する。 逆に肥満の人はうつ症状が出やすい等です。  最近の調査でも肥満の人は、時間が経つにつれて、うつ病が発症するリスクが55%高まり、逆にうつ病の人が肥満になるリスクは58%高まったそうです。(S.Luppinoら、Arc.General Psy.2010)。  しかしこのデータはもともと体重の多い欧米人が対象のものです。 日本人では、これ程目立った結果が出ないかも知れません。 元来同じ病気でも、日本人と欧米人では症状の出方が違うものが幾つもありますから。  ただうつ症状やうつ病に運動が効果があるというデータは沢山あります。 運動をしない→肥満になる→うつ症状が出やすいという事はあるかも知れません。 それなら逆を行こうではありませんか。気分が落ち込んだ→運動する→気分が改善する可能性があるでしょう。

アメリカでもうつ病の人が増えている?

アメリカでもうつ病の人が増えてきている可能性があるそうです。 これは抗うつ剤の使用量が増えてきている事からも推定されています。 アメリカでは1996年から2005年の10年間の間に、うつ症状の治療をうけた人の割合が1330万人から2700万人に増加したそうです。すごい人数です。 抗うつ剤の使用から分かる抗うつ治療の割合も、患者さんの増加とともに、約5.8%から10.1%に増えたそうです。 この背景には、 1、アメリカの人口が増えているため、うつ病やうつ症状のある絶対数が増えている。 2、景気等の影響をうけて、抗うつ治療を受ける人が増えている。 3、薬を必要とするうつ病の人が増えている。 4、新規の抗うつ薬等が出て、薬を使用する人が増えている 等の背景がありそうです。

うつ病の人が増えている しかし病院に行く人は25%

厚生労働省ではうつ病を含む「気分障害」の患者さんは平成11年に約44万人だったのが、平成14年に71万人に増えているそうです。 この増え方では最近はもっと多い事が推測されます。  これには2つの理由が考えられています。 1つは社会的な環境から、うつ状態になる人が増えてきている。 もう1つはうつ病あるいはうつ症状、気分障害という状態がある事が知られてきたという事です。  この事に伴い病院を訪れる患者さんも増えてきているのは事実ですが、実際に診察をうける人は、診察の必要な人の25%しかいないという調査があるそうです。  この症状はきちんと治療をうければ必ずよくなる状態と言われています。病院を受診し適切な治療をうける事が大切なようです。

若い方のうつ病が増えています。しかしお薬にも注意が必要です

私は23歳で大学生です。いつも秋位になるとやる気がなくなります。家族が心配して心療内科に行った所「うつ症状」でしょうと言われました。お薬をもらって少しずつ良くなってきています。ただ最近薬剤の中には若い人が使うと気をつけた方が良いものがあると聞きました。 やはりそうなのでしょうか。 答 現在心療内科に通院し、症状が良くなっているのであれば、あまり心配しなくて良いでしょう。軽いうつ症状、軽症うつであれば、薬剤の効果が十分望めるからです。 その他日常の生活の事、家族の方の病気の理解についても医師からお話がある時があります。少し周囲の方が気をつけていただければ今の状態ではさらに良くなると思われます。 ただ薬剤については、最近幾つかの注意事項が出ています。特に25歳以下の方に抑うつ剤を用いると、薬剤の種類によっては思わぬ症状が出る事が分かってきました。 今の所、注意すべき薬剤が知られてきておりますので、主治医の先生の方で考えていると思います。ただ同じ薬剤でも高齢者と若い方で効果と副作用に差が出る事には少し驚きです。

太陽の光と気分との関係—日光浴のすすめ

新聞の報道によれば今年の冬のモスクワは曇りが多く日照時間が短いそうです。 そのせいか、「うつ」になる人が多いとか。お日様の力はそれだけ大きいという事になるのでしょう。 そう言えば冬のドイツやイギリスは日没時間も早く、慣れない日本人が、急に行くとやはり気分が落ち込む事があるそうです。 夏目漱石がイギリスに留学して「うつ」になったのも、その気候が影響していたのかも知れません。 ところで「うつ」症状の1つに朝起きるのがつらい、朝仕事をする気持ちになれないというのがあります。 まるで頭の中に、太陽の光を浴びるのが嫌だという、「うつドラキュラ」がいるみたいですね。うつ症状を改善するのは、ゆっくり休む事とお薬を飲む事です。 でも「うつ」予備軍の人は、自分から少しゆっくり太陽の光を浴びる時間をつくる事が意外と有効かも知れません。

プチうつという言葉をよく聞きますが、具体的にはどの様な状態を言うのでしょうか

最近少しうつ気分になった時に、「プチうつ」と言う言葉を耳にするようになりました。 うつ状態を隠すものではなく、早くに認識して、正しい治療をうけるという意味で使われるのは良いと思われます。 またそれなりに社会的意義のある言葉とは思われますが、一部に誤解が出やすい言葉でもあるような気がします。 「プチ」がついても「うつ」であれば、きちんと治療をうけるか、周囲の心配りが必要な病気である事を認識しなければなりません。 昔から「軽症うつ病」という言葉があります。 うつ病でも軽症のタイプ。でもきちんとした治療が必要とされている病気です。 何かプチという言葉の中に、病気を軽く考えすぎるというニュアンスが入っている気がして少し心配しています。

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