最新健康情報

食事と健康

妊娠中 洋食だけだと赤ちゃんの奇形率が?

 妊娠中の食事の内容が赤ちゃんの成長や奇形と関係がある事が分かっています。 代表的なものは、葉酸が不足になると赤ちゃんの脊椎の異常が起る事などです。  最近のデータでは、西洋型の食事のパターンが、赤ちゃんの奇形と関係がある可能性があるというものがありました。  これによると、西洋型の食事の主体である肉、ピザ、穀物、ジャガイモを沢山食べ、果物の摂取が少ない人は先天奇形の代表である、兎唇や口蓋裂−赤ちゃんの顔の奇形が出る率が高かったそうです。 こうした食事を主体でなかった人に比べると、約1.9倍の確率だったとの事です。  これに比べて好ましい食事には、魚類、にんにく、野菜、ナッツ類が推薦されていました。 これらの食事を十分に摂る人は、葉酸やビタミンB12のレベルが上昇していたそうです。  ただし、最近妊娠中の魚の摂取については、厚生労働省から注意が出ました。 大きな魚、例えばマグロ等には水銀が含まれているために、1週間の総摂取量が制限されています(詳しくは厚生労働省 水銀の項目を参考にして下さい)。  この他ビタミンB群の大量摂取(例えばサプリメントの形での)はある種のがんの発生と関係があるとのデータがあります。  すべての食品でバランスの良いとり方が大切という事になりそうです。

ファ−ストフードのとり過ぎは心臓に悪い?

 最近の心臓病の専門学会誌にファ−ストフードのとり過ぎは、将来の心臓の病気や、糖尿病になる可能性を高くするという調査結果が出ていました(Circulation誌 2012)。  それによると「ハンバーガー」、「ホットドック」、「フライドポテト」、「ピザ」等の西洋式ファーストフードを日常的にとる人は、心臓の血管の病気(例えば心筋梗塞や狭心症など)や2型糖尿病(成人になってから出てくる糖尿病)になる危険性が高くなったそうです。  検討対象になったのは中国系のシンガポール人5万2,584人でした。 調査にあたったOdegaard博士らによると、もともとアメリカと異なった食文化をもっていた人々にファーストフードが急速に広まった(1980年代から)影響を調べたそうです。  その結果、1993-2009年の調査期間中心臓の病気(これをCHDといいます)と、2型糖尿病に罹った人を調べてみると、 ① 週2回以上ファーストフードを食べた人はCHDによる死亡率が56%、2型糖尿病が発病するリスクが27%高くなったそうです。 ②さらに週4回以上ファーストフードを食べる人はCHDの死亡率が79%高かったそうです。  その理由も考えられています。 ファーストフードは、一般的に高カロリーであり、一食分の量が多い事、塩分やコレステロールの値が高い事、食品中の脂質が粗悪である事などだそうです。  この事が全て日本人に合うかどうかは分かりません。人種の問題や、ファーストフード以外の日常食べる食生活の質も関係するでしょう。  しかしこれらの警告に注意を払う事も大切かと思います。

魚を食べると…うつ病になりにくい。しかも…。

 魚の中に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)はn-3系多価不飽和脂肪酸の1つで青魚に多く含まれています。 このn-3系多価不飽和脂肪酸は以前から大変注目されています。 このn-3系多価不飽和脂肪酸を沢山摂取しているグリーンランドのエスキモーの人達には殆ど心臓病が認められないという事も知られています。 当然の事ながらこのEPAの薬剤や、同じ不飽和脂肪酸であるDHAを含んだ薬剤が処方されるようになっています。 薬剤は主に心不全の危険がある人を対象に用いられていますが、それらについての研究については近日中にお話しをする事としましょう。  今回はEPAとうつ症状についてですが、EPAを意識して摂取すると、うつ症状が改善するという調査があります。確かにEPAと同じ栄養素であるDHAは脳の働きと関係がある事が知られています。 うつ症状には有効な抗うつ剤が開発され、最近は適切な治療をうけるととても良くなる病気です。これに食事のアシストがあると、さらに良い可能性があります。 因にEPAの多い魚は、スジコ、塩ホッケ、マコガレイ、シラス干しなどです。

グルタミン酸の効果 —血圧を下げる—

 野菜に多く含まれているアミノ酸の1つであるグルタミン酸にはいろいろな効果がある事が知られています。 この欄でも取り上げられた事がありますが、どうやら血圧を下げる効果もあるそうです。  心臓や血管に関する専門誌(Stamler J.ら、Circulation 2009)によると日本を含めた各国で40〜59才の人4,680人を対象に調べた所、食事中のグルタミン酸の摂取が多い事と、血圧が低くなる事が関連する事が分かったそうです。  この血圧の下降作用は、食事中に含まれるグルタミン酸の割合による事も分かったそうです。  なおこの他、植物性蛋白質に多く含まれているという、他のアミノ酸の幾つにかにも血圧を下げる作用がある事が分かったそうです。 プロリン、フェニルアラニン、セリン、シスチンなど。  ・プロリンの多い食品    ブタ肉 大豆 チーズ 筋子(さけ)等  ・フェニルアラニンの多い食品    大豆製品 かつお しらす干し 落花生 のり等  ・セリンの多い食品    ぶた かつお 高野豆腐 大豆 しらす干し等  ・シスチンの多い食品    小麦 高野豆腐 大豆 ごま ココア等  さて、食事の中のグルタミン酸は、旨みの成分でもあります。 カツオ節を利用した食品は日本人の得意とする所です。 既に高血圧になっている方、予備軍の方、これから健康に生きたい方は、カツオ節をふんだんに使った料理、大豆食品、野菜などを十分にとると、それだけで健康を手に入れる事が出来る可能性があると言えます。

地中海食って知っていますか?(3)

 地中海食は血液中のコレステロール値や血糖値を下げるそうです。 その結果全身の血管の状態を健康な状態にするそうです。 多分その恩恵が心臓の血管にも良い影響を与えるのでしょう。 またこの食事は炎症反応を抑える作用もあるそうです。    さて話は変りますが、地中海食によく出てくるオリーブ油と言えばクレオパトラ。 彼女はオリーブ油がとても好きだったとか。 という事は地中海食はお肌にも良いし、美人になるのかも知れません。  因にオリーブ油に沢山含まれるのはビタミンE。 ビタミンEは試験管の中では、人間の細胞の寿命を延ばす物質である事が知られています。 もしかすると地中海食は寿命全体にも良い影響を与えるかも知れません。

地中海食って知っていますか?(2)

 地中海食が心臓病による死亡やがんの死亡率を下げるらしい事は前のこの欄でとりあげました。 また脳の活動についてはアルツハイマー病の予防になる事も知られていました。  最近この地中海食は軽度の認知障害の予防になる事も分かってきました。 またこの状態からアルツハイマー病になる危険性も抑えるそうです。    認知症が起こるかどうか調査した所では、地中海食をとると正常の人が将来軽い認知症になる確率が30%位低くなるそうです。 また軽い認知症状があった人がアルツハイマー病になる確率が50%程度低くなったそうです。少し認知症状が出ても、その時点で食事に注意すると進行が遅くなるのかも知れません。  日差しも十分あり、温暖でオリーブも摂れ地中海に似た(?)環境の瀬戸内地方は、やはり心臓病やがんによる死亡率が低かったり、重症の認知症の人の割合が少ないという事があるのでしょうか。興味がありますね。

地中海食って知っていますか?(1)

 ギリシャや南イタリア等の地中海に面した地方に住んでいる人達には、心臓の病気やアルツハイマー病になる割合が低いと言われています。 例えば地中海の島、クレタ島の住民は心臓の病気で亡くなる人が少ないそうです。 これらの事は既に50年位前から知られていたようで「地中海食」として、くり返し研究の対象となってきました。  最近の研究でも地中海食を摂取している人は、全死亡率で9%、心臓血管病の死亡率で9%、がんの死亡率で6%、アルツハイマー病などの発症率が13% 低下するというデータが出ています。典型的な地中海食とは、野菜や果物、全粒粉のパン、豆類を食べること。 魚や鶏肉をメインにし、乳製品や肉そしてオリーブオイルを豊富に使用する事が特徴です。またワインを適度に飲むという事も良いそうです。ギリシャ料理や南イタリアの料理が身体に良いという事になりますね。    さてよく考えると長寿の国や地方って幾つかの共通点があります。 例えば魚中心のエスキモー人に心臓病が殆どいないという事が知られています。 日本人も魚をよく食べます。この点が欧米に比べて心臓の病気の死亡率が低い理由の1つと考えられています。また米や豆などをよく食べるという事は地中海食と共通する所がありそうです。  健康は小さい時からの積み重ねです。どこの国も食生活が変りつつあるのは共通で悩みの種のようですが、どんな食生活が望ましいのか改めて考えてみるのも大切なようです。

ココアの働き(2) ココアには高齢者の認知機能の低下予防効果も…。

さてココアの良い所がもう1つ。最近はワインやココアに多く含まれている成分(フラボノイドといいますーポリフェノールの一種です。同じフラボノイド(でも緑茶に多いのがカテキンです)が年をとってからの認知機能と関係する可能性がある事が分かってきました。 ワイン、ココア、チョコレート、緑茶などを食習慣として好む人は、認知機能の低下を予防する効果があるとの事です。 これに加えて、絵を描く、音楽を楽しむ、俳句、エッセイを書くなどの作業はさらに認知機能の低下を防げる効果があるとの事です。

ココアの働き(1) ココアは血圧を下げる

 日頃いろいろな飲み物がありますが、ココアは血圧を下げる作用がある事が分かっています。  この作用は同じカカオが原料のチョコレートにもあります。  血圧を下げる降圧剤の中には、副作用としてうつ作用等もあります。 その分ココアを飲んだり、チョコレートを食べたりするのは薬剤としての副作用がない分良い可能性があります。  但しココアやチョコレートの量が多ければ血圧がより低くなるという証拠はありません。 食べ過ぎや、飲み過ぎには注意をしましょう。  なおちょっと一服と言った感じのお茶(緑茶や紅茶)にはこの作用は認められておりません。

脳卒中予防にリンゴやナシが良い

 オランダの栄養学の研究者のグループから「リンゴ」や「ナシ」は脳卒中の予防になるという研究が出ました。(Linda M.Oude Griep氏ら Stroke 2011) この研究グループのデータでは、食べる部分が白い果物や野菜を多く摂取すると、脳卒中になる人が減ったとの事です。 但し今回のデータに関しては、研究した学者自身が、本当にこのデータが真実かどうか、まだ沢山の追跡データが行われて正しいと判断される迄は、盲信しないようにして下さいとのコメントがあります。  今回の研究をもう少し詳しく説明すると、成人約2万人を対象として(平均41歳)、色別の食べ物と脳卒中の関係を10年間に渡って調べたものです。  その結果、他の色のついた果物や野菜、例えば緑色のキャベツやレタス、橙色の柑橘類などに比べると、白色のグループのリンゴやナシを多く食べる人は、脳卒中になるリスクが52%減ったそうです。 白色グループの食べ物には、他にバナナ、カリフラワー、キュウリ等が含まれているとの事です。  なお、この白色グループの果物は1日25g増える毎に、脳卒中になるリスクが9%づつ減少したとの事です。因みにリンゴ1個の重量は120gです。  なお、もともと果物や野菜を多く摂る人は、そうでない人に比べ健康であるという研究があります。 今回の研究結果もその1つと言えます。 ただ忘れてならないのは、緑色の野菜や果物、柑橘系の食べ物、赤色や紫色の果物や野菜にもいろいろな病気の予防に有効であるというデータがある事です。 中味が白い食べ物だけが良いという事ではありません。バランスの良い食事が一番と言えるでしょう。  但し、もしこの調査が本当なら、脳卒中のリスクが高い人、高い地域に住んでいる人、脳卒中になった事のある人には、「リンゴ」や「ナシ」が病気の予防になる可能性があるという嬉しい話になります。

ビタミンDは大腿骨骨折と関係がある

 ビタミンDは骨粗鬆症との関係があると考えられていますが、実際の研究でも、骨折との関係が明らかになりつつあるようです。  ある年令になると、どうしても転倒する危険性は出てきます。 道路や障害物でのつまずき、バランスのくずれに対する身体の対応力などが関係する時があります。  しかし実際に転倒した時、打ち所が悪くて大腿骨骨折を起こす事もあるでしょうが、同じような転び方をしても骨折する人と、しない人がいる様です。 どうも骨折する人は、血液中のビタミンDの濃度が低い人に多いみたいです。    何回もこのコラムに出ていますが、ビタミンDの多い食事は、 1 魚介類 サケ・ニシン・サンマ・ウナギ・マグロ・シラス干し・サバ・カレイ 2 きのこ類 白きくらげ(乾燥)・きくらげ・干しいたけ 3 卵類 

月経前症にカルシウム、ビタミンD その(2)

 月経前症の症状に悩んでいる人に、カルシウムやビタミンDの豊富な食事をとると、症状が改善するかも知れないとお話をしました。 実際にカルシウムやビタミンDを飲んでもらったら、症状が良くなったという調査もある位です。  ところで、カルシウムやビタミンDの働きは女性ホルモンとの関係もあると考えられています。 女性ホルモンのうちの卵胞ホルモン(エストロゲンともいいます)は、骨の代謝とも関係すると言われています。身近な所では、閉経期になると卵胞ホルモンが減りますが、これに伴って骨粗鬆症になり易くなったりします。 どうやらこのホルモンは骨の代謝(新生や破壊)に関係するらしい=カルシウムやビタミンDと関係があるらしいという事になります。  この卵胞ホルモンは、閉経期になると減りますが、ストレスや大幅なダイエットも影響すると考えられています。 重い月経前症で悩んでいる方は、ホルモン状態はどうかという事も考えた方がよさそうです。

月経前症にカルシウム、ビタミンD その(1)

 月経前症とは、月経の前の時期になるとイライラしたり、集中力が落ちたり、気分の障害が起こったりする病気です。 これは排卵後に症状が起る事が多いことから、ピルを用いて排卵を抑えたり、症状が出てきてから安定剤を内服したりして、治療する事が多いようです。  ところで最近、月経前症とカルシウムが関係しているのではないかという見方が広がりつつあります。 カルシウムと言えば、骨の代謝と関係がある事が知られていますが、この骨代謝と関係のある血液中の分質(IGF−Iといいます)を調べてみると、月経前症の症状の強い人は、この値が低くなっていたそうです。 しかも骨代謝に関する他の値も、いずれも排卵が終って生理が来るまでの間で骨が作られる方の物質(代謝マーカーといいます)が低く、骨がこわれる方の物質が高くなるそうです。 骨の代謝とはカルシウムの代謝とほぼ同じ意味で、もしかすると、このカルシウムの多い少ないが月経前症と関係があるかも知れないという事です。 それと同じ意味で、どうやらビタミンDも関係がありそうです。  直接カルシウムやビタミンDを測った研究もあります。 それによれば、やはり月経前症の症状の強い人は、尿の中のカルシウムやビタミンDが少ないとのデータがあります。  カルシウムやビタミンDは急いで食べたからと言って、急に増えたりするものではありません。 一度食生活を考えて、これらの成分が多く含まれる食品をとるよう心掛けてはいかがでしょう。

がん予防に確実に効果があるとされている事

がん予防にはいろいろな方法が推奨されています。 日本成人病学会で九州大学予防医学の古野純典先生は次のような事をすすめておりました。 1 喫煙をしない事 2 適度な飲酒 3 毎日1時間の運動(歩くなど) 4 成人期の体重維持 などです。 さてそれ以外に食べ物も注目されています。 勿論食品添加物、着色料、保存料等がん予防と逆に働くものはありますが、特定の食品はがんの予防になる事が知られています。 例えば 1 野菜・果物    消化器系のがんに有効 2 カルシウム    大腸がんに有効 3 にんにく     胃、大腸がんに有効 この他、先程の適度な飲酒、ビタミンC、Dなども有効とされています。 ただ食品のバランスも考えて食事する事も大切ですね。

塩分を控える事の大切さ

 塩分のとり過ぎは欠点は多いものの、利点はありません。 日本人が現在より塩分の摂取を減らせば、高血圧症とそれに伴う病気のかなりの部分が減る事が分かっています。  さて、これはアメリカの試算によりますが、もし今のアメリカ人が、1日1g減塩できたら、アメリカ全体で血圧を下げる薬−降圧剤−を全部止めるのと同じ経済効果があるそうです。 多分この事は日本人にもある程度当てはまると思われます。 日本は地方により食塩の摂り方に差がありますが、平均1日10g程度の食塩を摂取すると言われています。 もしこれを10%抑えると、将来の高血圧症の発生を抑える効果は絶大なものになるでしょう。  ここでアメリカの話に戻りますと、もし1日3gの食塩が減少出来ると、人口全体で喫煙率や肥満率を下げるのに匹敵する効果があるそうです。 具体的にはアメリカの国民では年間  心臓血管の病気(CHDといいます)が 6−12万人  脳卒中が 3万2,000−6万6,000人  心筋梗塞が 5万4,000−9万9,000人 減り  全ての原因による死亡は 4万4,000−9万2,000人 減少すると予測されるそうです。 (カリフォルニア大学 サンフランシスコ大学−New Eng.J.Med)

女性は有利  食事に注意すると病気になる確立が低下!それに比べて男性は!

 イソフラボンを摂ると、心血管系の病気(狭心症や心筋梗塞)や脳血管の病気の予防になるのではないかと考えられています。  この事について10年かけて4万人以上の人を対象にした調査結果が発表されています。 (Circulation 2007) これは日本の国立循環器センターの調査ですが、女性では、1週間に大豆製食品の摂取が5回以上だと、摂取が0〜2回の人に比べると心筋梗塞のリスクが約半分に減り(リスク0.55)、心血管疾患による死亡率も減ったそうです。 脳梗塞になる比率も約4割減ったそうで、大豆製品を日常摂る事は身体に有利だという事が分かりました。 さらにこれは閉経後の女性に特に効果があると判断される結果が出たようです。 大豆製品の入った食事の中には味噌汁も入っています。  なお残念な事に、「男性」には食事の中にこれらの大豆製品をとり入れても、心筋梗塞や脳梗塞の予防になるという事は確かめられなかったという事です。 食事に気をつけると女性にとって良い事があるというのは、とても不思議です。

魚は乳児の神経の発達によい。ω3脂肪酸って知っていますか。

 ω3脂肪酸という脂肪があります。サケやニシンなどの一部の魚に含まれていますし、鶏肉や卵にも少量含まれています。 主にこれまでの日本食には入っていた食品ですね。  お母さんが妊娠中や授乳中にとるこのω3脂肪酸が、生まれた子供の目や耳の発達に関係があるかも知れないという研究があります。 これらの目や耳は、場所が近い脳の発育と関係があると考えがあります。 もしそれが本当なら脳の発育を良くするためには、ω3脂肪酸を含む魚を食べると良いという事になるでしょう。  肉類が中心の食事にはこれらω3脂肪酸が含まれていないため、「魚を食べる習慣をつけてみては」という提言が最近行われるようになってきました。   *なお、お魚については別に注意事項があります。厚生省  よく考えてみると、日本人は昔からよく魚を食べていました。戦後の日本には、サケやニシンは街に溢れていました。こうした魚を食べていたお母さん達から生まれた人達の頭脳で、日本の繁栄があったのかも知れません。 そう言えば、イタリア人も魚をよく食べますね。ダビンチやミケランジェロなど、とんでもない天才が生まれるのも、そういう素因があったのでしょうか。

女性は野菜やくだものが癌の予防になる

 人間がかかるがんの中で、何か予防になる事がありますかと聞かれると、医学的に証明されているのは唯一「運動する事」だけという答えがかえってきます。  しかし、その他に食べ物でも、野菜や果物を十分にとると「がんの予防になる」という研究もあります。 例えば、オランダでの10万人を対象とした調査で、発がん作用を抑える抗酸化物を沢山含んでいる、トマト、キュウイ、ミカン、ニンジン、グレープフルーツ等は身体に良いというデータが出ています。他にリンゴ、ブロッコリーも抗がん作用があるとも言われています。  しかし一方で、野菜や果物には、十分な抗がん効果が期待される訳ではないという調査もあり、医学的な結論が出ている訳ではありません。 つい最近の調査でも、野菜や果物を沢山食べる習慣がある人と、そうでない人を比べて、がんの発生そのものには影響が無いとのデータが出ていました。 但し、女性だけは野菜を沢山食べると、がんの発生が減るとの事です。  何故女性だけが恩恵をうけるのかは分かっていませんが、もしこれが本当なら、男性にとって羨ましい話になります。

味噌汁は血圧を上げず、いろいろな効果があるらしい

 味噌汁は日本の代表的な食事です。 大豆から作られる訳ですから、イソフラボンの効果も期待できます。  味噌汁の塩分を考えると高血圧の原因になる事を心配したり、既に高血圧症のある人にとっては身体にあまり良くないというイメージがある事も事実です。  ところで動物実験では興味深いデータが出ていました。ネズミを使った実験で、味噌汁の中の塩分は高血圧の原因にはならないのではないかというものです。 味噌と一緒だと食塩の働きも違ってくるのでしょうか。  それ以外にも味噌は癌予防効果もあるようです。 動物実験では大腸癌予防効果もあるそうです。  また味噌等の発酵食品はアレルギー予防になる事も知られています。 上手に発酵食品(日本食に多いですね)を摂るようにすると、最近増えているいろいろなアレルギーの予防になる可能性があります。  さらに味噌の中には放射線防御作用がある事が知られています。オゾン層の減少等による放射線が原因の皮膚がんの増加も予想されています。 味噌汁は今後意外な効果をもたらすかも知れません。  味噌汁を飲む習慣のない欧米人は日本人に比べ皮膚がんが多い事も知られていますね。  欧米ではスシ等の日本の健康食ブームの後で、将来ミソスープ(味噌汁)ブームが来るかも知れません。  キャッチフレーズは、皮膚がんを予防する飲む薬 ジャパニーズスープでしょうか。

月経前症(PMS)に悩んでいる人…食事に気をつけてみては?

 最近外来に月経前のイライラ感、うつ気分など、月経前症と言われる症状を訴えてくる人が増えてきている様です。 月経前症(PMS)という言葉も広く認知されている様で、予め「私はPMSだと思います」という方も珍しくはなくなりました。  今の所このPMSに対する治療の仕方に2つの流れがあります。 1つはピルを用いる方法、1つは脳内の神経伝達物質を増やす方法(安定剤の中などに含まれます)です。  ところで薬に頼らずに、何とかこのPMSを改善する方法はないでしょうか。 今の所すぐに効果を表す方法はなさそうですが、改善のカギの1つに日頃の食事というのがあるそうです。  日頃忙しくて、食事の内容が偏ったりしていないでしょうか。ついコンビニでの食品に頼っている事はありませんか。そして体重の増加がいやでダイエットに気を使う事はありませんか。  食事をしたり、人からほめられたりして嬉しいと思う気分になった時に、脳の中でグルタミン酸が活躍するというデータがあります。 ずっーと昔にはグルタミン酸に脳の働きを良くする作用があるという事で、コーヒーの中にも旨味調味料を入れる事が流行した事がありました(ほんの一時、そして一部の人達だけでしたが)。 この旨味の成分がグルタミン酸です。  最近はこのグルタミン酸が脳の感情に重大な役割を果たすのではないかという考えがあります。 PMSに対する効果も期待されています。 さてその為には、 1 コンビニ等で出来合いだけの食品に頼らない事。 2 もう1つ、1品でも2品でも自分で美味しいと思う食べ物を作ってみる事、などがすすめられ始めているとの事です。

卵巣がんの予防には低脂肪食が良い。乳がんの予防にも

 食事中の脂肪分を減らした低脂肪食にすると卵巣がん(最近増えているがんです)を40%減らす事が出来るという調査結果が出ました(JNCI 2007:99)。 米国では女性が一生のうちに卵巣がんに罹る確率は60人に1人と考えられています。 しかも卵巣がんはSilent Killer(沈黙する殺し屋)としても有名で、ある程度大きくならなければ分かりません。その結果女性の生殖器に発生するがんの中では最も死亡率が高いがんと言われています。  アメリカのWHI(女性健康イニシアチブ)試験の結果ですが、脂肪の摂取が多かった人を指導し、摂取カロリーを野菜、果物、穀物にするようにしたグループの人と、食事指導の資料だけを渡した人に分けて調べたそうです。 その結果前者の方が卵巣がんになる確率が減ったそうです。 その他の効果としいて、乳癌や心臓病、脳血管障害のリスクも減ったとの事です。  この調査から私達は2つの事を学びとれると考えます。 1つは低脂肪が女性にとって、卵巣がんや乳がんの発生の予防になる事。 もう1つは、ただ単に知識として低脂肪食が良い事が分かっても、実際に実行しなければ意味のない事です。 減脂肪の資料をみただけでは効果がなかったという事は、実際的な食事指導がいかに大切かを示しているとも言えるでしょう。

野菜、果物、魚は心血管の病気の予防にもなる。 加えて少量のアルコールも…

 野菜、果物、魚を定期的にとる事は、認知症やアルツハイマーの予防になると言われています。しかしそれだけではなく、これらの食品を十分に摂ると心臓や心血管系の病気(狭心症や心筋梗塞など)の予防になると言われている事も忘れてはなりません。 最近の研究では、さらにグラス半分のワインを飲むと、一層健康に良いとのデータがありました。  これに加えて、タバコを吸わない、体重が増え過ぎない、1日40分の運度をする等という習慣をつけると、そうでない人に比べて心血管系の病気になる確率は1/10以下になるとの事です。 もっともアルコール好きな人に、グラス半分のワインというのは少し酷かも知れません。 これはむしろ薬と考えた方が良いかもしれませんね。  但しこうした食事の研究は時に、あれは全く違ってたという事もありますから、御注意を! ただ野菜、果物、魚をとる事は決して悪い事でない事だけは確かでしょう。 (Archives of internal medicine)

脂肪分の多い食事の後に オレンジジュースを!

 アメリカでは肥満の人の割合が増えていますが、その原因の一つがファースト・フードにあると指摘されています。 そこで高脂肪食を食べた後に身体にメリットのある食品がないか検討されました。  その結果フラボノイドが豊富なオレンジジュースを食後に飲むと、高脂肪食を摂った後の欠点を是正してくれる事が分かったそうです。 これは、わざと高脂肪食を食べてもらった後300Kcal分の濃縮還元でないオレンジジュースを飲んで、食後のデータをとったものです。 その結果オレンジジュースを食後に飲むと、「活性酸素」の量が少くなり、身体のために良い事が分かったそうです。  活性酸素はよく知られています。 血管の内側にある、内皮細胞という所に影響を与えて、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めると考えられています。 今回はこの活性酸素が減る事で、肥満の予防にもなるらしいとの結論でした。  野菜や果物については、ジュースを含めていろいろな研究が行われており、最近興味深い結果が次々と出ているようです。

食事には微量金属が必要。 今回は亜鉛について

 日頃の食事の中には微量の金属が入っています。 金属と言うと「おやー」と思う人がいるかも知れませんが、人間には鉄や銅、マンガン、モリブデン、亜鉛…等の金属が必要です。 人間の身体の重さの0.02%はこれらの微量の金属なのだそうです。最近はこれら微量金属と生活習慣病の関係が注目されてきています。  さて食事の習慣から、日本人は鉄、銅、クロム、亜鉛が不足になりがちという調査があります。 今回は亜鉛の話題です。 亜鉛は身体の中で、いろいろな酵素の働きをコントロールしている事が知られています。 身体にはとても大切という事です。  この亜鉛が足りなくなると、 1. がんになり易くなる。 2. 認知症になり易くなる事があります。 3. 高血圧になり易くなる。 4. 身体の免疫力(病気に対する抵抗力)が低下する。 5. 行動の異常が起る。 6. 味覚や臭覚が低下する。 7. 身体の成長と関係がある。 8. 妊娠の時に異常が起り易くなる 9. 脱毛が起り易い。 10. 腎臓の機能が悪くなる時がある。 11. 皮膚炎が起り易くなる。 12. うつ症状が出る。 等々いろいろな症状と関係があるとの事です。  食事の中で亜鉛の成分が多いのは、次のようなものです。 1. カキ 2. 牛肉 3. 豚のレバー 4. そら豆 5. 大豆 6. タラバ    しかし過剰にとる事は勿論危険がある時があります。 バランスの良い食事に気をつけましょう。また手軽に手に入るサプリメントは程々が大切な様で、逆に中毒にならないように気をつける事が必要だそうです。

SLEの人はパン食に注意。納豆・豆腐は良い

膠原病の1つにSLE(全身性エリテマトーデス)という病気があります。 膠原病の中でも多く認められる病気で女性に多いとされています。 この病気は欧米では肉類を沢山食べると発症する率が高く、牛乳や乳製品は逆に予防する食品と考えられています。 日本でも食事との関係が研究されていますが、喫煙がリスクの1つになっているそうです。 一方で大豆製品(納豆や豆腐)は良いとの事です。乳製品を含めて発酵食品が良い可能性もあります。 昔から子供のアレルギー予防として、妊娠中発酵食品をとると良いとの考えがある位ですから。 さて1日1回以上パン食をとると、このSLEの発生率が高まるという研究もあります。しかしこの様な調査は今のところ欧米にはないようです。 パン食に伴う肉類など、パン食に合った副食の方に問題があるのかも知れません。

地中海食で死亡率が減る

 地中海食が健康に良いという調査が次々と出ています。 まず全ての病気を含めた死病率が減ります。 次にがん、心臓の病気(狭心症・心筋梗塞など)、糖尿病になる可能性も低くなるとの事です。  地中海食というのは、勿論地中海に面した地域の食事の事です。 代表的なものはイタリア料理、ギリシア料理など。 地中海特産のオリーブ油をふんだんに用いた料理です。 この他、野菜や魚介類がメニューの中心になる事、食事につきもののワインにも重要な意味があると考えられています。  さて地中海食のメリットを探ると食事そのものに大切なポイントがあるようです。 調査をした結果があります。 1. 野菜を沢山食べるのが良い。オリーブ油と相性が良いため、沢山の野菜を食べる事が出来る。 2. 果物やナッツ類が良い。 3. 適量のワイン摂取が身体に良い。 4. オリーブ油の効果 5. 豆類を食べるのも良いとの事です。  逆に肉類は、加工した肉製品を含めて、食べすぎるのは良くないようです。  ただしこれらの食べ物が、全て日本人に合っているかは、また別の問題です。 日本人はお米を主食とする習慣があります。 またいろいろな形で大豆製品を食べるという良い習慣もあります。 日本人の長寿は、こうした食生活も大いに貢献していると考えられています。 たまたま肉類を主体にした欧米人の中で、周囲を見渡すと地中海沿岸の人の食生活に利点が多いという事が分かったという事かも知れません。 世界中の食生活をチェックしたら、日本人特有の食生活が、ずーっと上位にランクされるという事もある可能性があります。

お米がアレルギーの原因になる時があるとか.

 重症のアレルギーはいろいろな原因があります。例えばソバ、大豆蛋白質、卵など。 重症な時は入院が必要になったり、生死に関わる事もあります。 一度重症アレルギーが起った人は、それらの食品に注意が必要になります。 最近は販売されている食品に成分が記入されていたり、レストランでアレルギーの有無を聞かれる事もあります。  ところで日本の事ではありませんが、オーストラリアではお米のアレルギーが意外と多いとの事です。 調査した研究所のデータでは、従来多いと考えられていた大豆蛋白質や牛乳などに比べ、お米のアレルギーの例が多かったそうです。 これは頻度もそうですが、重症度も強かったとか。 日本の統計はどうなのか知りたい所です。

熱い飲み物を飲むと食道がんになり易い?! 4分待って!!

 食道がんは飲酒の量と関係するという調査があります。 また一部の食道がんはウイルスと関係があるというデータもあります。 最近熱いお茶を飲む習慣があると食道がんになり易いのではないかという研究があります。  これはイランの研究グループから出たデータです。 イランの人は紅茶を飲む習慣があります。 イランの北部で食道がんの発生率が高い地域があるそうです。 ここでの調査ですが、調査に参加した人のほぼ全員が1日1ℓ以上の紅茶を飲む習慣があったそうです。  その結果 1. 65℃未満のぬるめのお茶を飲む習慣の人に比べ      65-69℃の熱さを好む人は 2倍以上      70℃以上の熱さを好む人は 8倍以上 食道がんになる確率が高かったそうです。 2. お茶を注いでから飲み始めるまで4分以上の人に比べ、      2-3分で飲む人は 2.5倍      2分より前で 5.4倍   だったそうです。  お茶を飲む量も多いようですが、あまり熱いお茶をすぐ飲むより、ぬるめのお茶をゆっくり飲んだ方が食道がんになりにくいという事でしょうか。 その意味では猫舌の人の方が有利かも知れません。

小児喘息の予防に果物、野菜そして魚

地中海沿岸で食べられる食事が、健康にとても良い事が知られています。 またアルコール(ワイン)を沢山飲むのに、寿命が長いという事でフレンチ・パラドックスという言葉もあります。 さて今回は、小児の喘息のリスクを抑える食べ物を検討した調査が出ました。 もともと高所得国では、喘息やアレルギー疾患にかかる事と、食事が深い関係にある事が知られています。 ヨーロッパの研究グループの調査が20ヶ国5400人を対象に行われました(8〜12歳)。 その結果、果物を食べる事は高所得国でも低所得国でも喘息の予防になったそうです。 また高所得国では魚を沢山食べる事、低所得国では緑色野菜を十分食べる事が効果があったそうです。 また注目すべき事は、ハンバーガーを沢山食べると喘息のリスクを上げるとの事です。ハンバーガーは子供が大好きな食べ物です。このデータが本当だと注意が必要になりそうです。

適度な水分をとる事が健康に大切です。

人間の身体の60〜70%は水分で構成されている事は、学校で習った事ですね。 人間は食事(食物の中にはそれぞれ水分が含まれています)や、飲水で身体に必要な水分を補給しています。 ではどんな時に水分をとるのが良いのでしょうか。 * 特に意識していなくても、喉がかわくのは水分を補給して下さいというサインです。 * 起床時の水分摂取は腸の動きを良くする作用もあり、役に立ちます。 * 食事中も大抵水を飲みますね。 * 入浴した後は喉もかわきます。入浴した時は身体から水分が失われるからです。 * お酒を飲んでいる時、飲んだ後は水分を補給すると良いでしょう。イタリア人はワインを飲む時、ワインと水を交互に飲んでいます。自然に身についた健康法なのでしょうか。 * 寝る前の水分補給も必要です。「命の水」とも言われ、寝ている時の脳や心臓の血管をさらさらにする働きがあると考えられています。 夜中にトイレに行くのが嫌で、夜になると水分を制限する方がおられますが逆効果です。 * 医師から水分補給を制限されている時は話は別です。 医師と相談しながら、水分の量、飲むタイミングを考えましょう。

まごはやさしい 健康な食生活の指導—食育の大切さ

まごはやさしい 健康な食生活の指導—食育の大切さ 武庫川女子大国際健康開発研究所見 家森幸男先生は、子供達の最近の食事のとり方を心配し、魚や大豆を取り入れた日本の伝統食を守る研究をされています。(2006年8月13日 日本経済新聞) その中で「まごはやさしい」を標語に次の食べ物を推奨しています。 「ま」は 豆 「ご」は ごま 「は」=「わ」は わかめ等の海藻類 「や」は 野菜 「さ」は 魚 「し」は しいたけ等のキノコ類 「い」は いも 実際に兵庫県淡路島の小学生に試してもらった所、およそ8ヶ月で著しい効果が出たそうです。 皆さんも試しては如何でしょうか。「まごはやさしい」です。

イソフラボンが身体に良い

イソフラボンは身体に良く、心筋梗塞の発生を抑えると聞きましたが本当でしょうか。 答 イソフラボンは植物性のエストロゲンに分類されます。 卵巣から出るエストロゲン(女性ホルモンです)が心筋梗塞の予防になるという事から、アメリカの内科学会や、心臓病学会が更年期になったら積極的にホルモン補充療法の形で、このエストロゲン剤の内服をすすめるべきだと勧告した事があります。ところが、その後の研究でこれらのホルモン剤は逆に心臓に良くないというデーターが出たため、急にお薬の内服をすすめてはいけないという事になってしまいました。大きなニュースになりましたので知っている方も多いと思います。 ところが女性ホルモンそのものでは、そういう傾向が出たのですが、最近興味深い事が分かってきました。国によって明らかに、心筋梗塞の発生率に差がある事がはっきりしてきた事です。 そしてその理由にお薬の形ではなく植物性のイソフラボンの自然の摂取が関係しているらしい事が分かってきたのです。 例えば、心筋梗塞で死亡する人の1番少ないのは先進国では日本です。次はフランス、スペインとつづきます。 多いのはスコットランド、アイルランドやニュージーランドの人達です。 現在考えられている理由は、スコットランドやアイルランドでは、動物性のお肉を主食とし、野菜類の摂取が少なく植物性のイソフラボンの摂取が少ないからではないかと考えられています。 日本人で心筋梗塞が少ないのは、植物性のイソフラボンのお蔭だろうと考えられています。 ではあれだけ美食で、お肉もデザートも沢山で食事が日本と全く違うフランスや、スペインの人は何故心筋梗塞の人が少ないのでしょうか。 最近の考えでは、フランスやスペインはお肉の料理がメインでも、実は食事に野菜が多い事(フランスは巨大な農業生産国です)が原因の1つと考えられています。そして赤ワインが良い事も大きな理由と考えられてきています。 この様に食事と心筋梗塞の関係が明らかになってきたという事は、   1.その有効成分を食事にとり入れる事   2.サプリメントとして利用する事 が有効といえるでしょう。 ただ大豆イソフラボンについては、現在専門家による研究がすすめられています。 沢山飲めば飲むほど良いという事ではなさそうで、メディカルサプリメントとして、医師の指導をうけながら内服するのが良いと考えられています。

やはり更年期にはイソフラボン?

更年期障害にイソフラボンが良いと聞きました。ホルモン補充療法には最近幾つかの問題もあると聞いたため、イソフラボンをとりたいと思っているのですが、どうでしょうか。 答 ホルモン補充療法は、症状により大変良い効果が出る事が分かっています。 ただ条件によっては、乳癌や心血管系に影響が出る事が考えられるため、医師の指導のもとに適正に使用する事が求められています。 これに対しイソフラボンは、食品の中に自然に入っていたり、サプリメントの形で摂取されるため、女性ホルモン剤特有の副作用の心配がありません。 その点有利と考えられます。 ただ厚生労働省の方から適正なイソフラボンの摂取がすすめられています。今の所適正量についてはいろいろ議論がなされている様で、今後の成り行きが注目されています。

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