子宮体がん

Chapter 6 子宮体がんと妊娠

子宮体がんと妊娠

赤ちゃんを希望されていたのに、子宮体がんと言われたらどうしたら良いでしょうか。

①まず医師とよく相談しましょう。…インフォームドコンセントといいます。

・子宮体がんの種類、進行の程度によっては赤ちゃんを望める時がある。
・この時十分な治療と管理をうけていても、癌が再発する事がある。
・場合により赤ちゃんをあきらめ手術をうけなければならない時があるなど。


②条件によっては慎重な経過観察を行いながら、妊娠が可能と判断される時があります。

・条件とは
a)子宮内膜異型増殖の方

b)子宮類内膜がんである時

c)子宮体がんでも早い時期の方(Ⅰa期の方)

d)組織分化度が高い方(G1 期の方)

e)ホルモン剤を大量に使う事があるため、ホルモン剤のアレルギーや副作用のない方
また血管に血栓が出来るような病気にかかった事のない方、あるいはかかりそうな病気になった事のない方

f)医師と十分なお話をし、内服薬が必要と判断された時はきちんと飲み、必要な検査を必ずうけられる方


③その方法の1つは、

a) MPA(メドロオキシプロゲステロン)というホルモン剤を長期間内服します

b)子宮内膜を全面的にはがれ落とすようにします(子宮内膜全面ソウハといいます)。
  初期のがんであればホルモン剤とこの操作で子宮内にあるがんがはがれてしまう可能性があります。

c) 一般的にはこの操作をくり返し、明らかに子宮内にがんが認められなくなったと判断された時に、妊娠が許可される可能性があります。なおこの操作については1 人ずつ症状が異なりますから医師が計画をたててくれます。その上で相談しましょう。

d) 妊娠出来ない時、まだ未婚の時はこの間またホルモン剤の内服をすすめられる時があります。

e) 定期的な通院は決して欠かしてはいけません。医師の指示があります。

f) もしこれでもがんが再発した時は医師とよくお話をしましょう。その時は子宮を取るなどの手術がすすめられる時もあります。女性の命が守られる事が第一に考えなければなりませんから。

g) この治療には豊富な経験をもち、婦人科、放射線診断科(MRI検査などが必要なため)などチームで診療にあたる体制が整っている事が大切です。専門医の所で相談される事が何より大切です。

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