卵巣がん

Chapter 1 卵巣がんの最近の話題

卵巣がんの最近の話題

1. 卵巣がんの最近の特徴

・卵巣がんは最近少しずつ増加している病気です。
またもう1つ注目される事は、卵巣がんの性格が変わってきている事です。
女性の臓器の中では卵巣は最もいろいろな種類のがんが出来る所です。昔多かったがんが少なくなり、少なかったがんが増えてきました。これは生活環境の変化が、がんの発生と関係しているのかも知れません。

・卵巣がんは、ある程度大きくならないと症状が出ない事が多いのです。その為早期発見のための努力がいろいろなされています。

・卵巣がんは沈黙する腫瘍(Silent Tumor)の1 つと考えられています。

2. 卵巣がんの早期診断の試み


卵巣がんの早期診断は、どこの国でもいろいろな努力がなされています。しかし、子宮がん検査のような信頼度の高い検査法は見つかっていないのが現実です。

 日本では
1. 超音波検査
   子宮がん検診の時に、一緒にチェックをうけるよう、すすめられる時があります。
2. 超音波検査+血液検査
  ・超音波検査にCA-125などの腫瘍マーカーの検査を組み合わせる。
  ・あるいは超音波検査で異常があった時に幾つかの腫瘍マーカーの検査を行う。
3. PET、MRI、CTなどの映像上の検査
などがすすめられているようです。

 アメリカでは、血液検査(腫瘍マーカー)でCA-125の値が上昇してきたら超音波検査をうけるというシステムを試みている所があります。
1. これは、多分アメリカでは婦人科医と超音波検査専門医が別々という、医療システムの違いがありそうです。
2. アメリカ癌学会では、自分で感じる症状に重点をおいた指標を出しております。
次の通りですが、これらはある程度卵巣がはれた状態でなければ出てこない症状の可能性があります。
a)腹部の膨満(お腹がはれている状態をいいます)
b)骨盤の痛みや腹痛
c)腹満感(お腹がはる感じをいいます)
d)頻尿(はれた卵巣が膀胱を圧迫するためと考えられます)
e)嚥下障害(消化器に影響を与えている可能性があります)

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